バイクトライアルの世界選手権で優勝。その後マウンテンバイクのダウンヒルにチャレンジ。国内、アジアのタイトルの他、2001年にはジュニア世界選手権で優勝、脚光をあびて以来UCIワールドカップにもフル転戦。トップライダーとして常に注目されています。このコーナーでは末政選手のレポートでダウンヒル・レースシーンを追いかけます。
先週末富士見パノラマで開催されたジャパンシリーズ第2戦のレースレポートをお送りします。
今週末には岐阜県ウィングヒルズで第3戦が開催されます。
後半戦もあと少し、気を引き締めて頑張ります。
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大会名:JCFジャパンシリーズ・ダウンヒル第2戦
開催地:長野県富士見パノラマスキー場
開催日:2011年9月16-17日
天候:雨
順位:女子エリート1位
バイク:INTENSE M9
ワールドカップ、世界選手権と国際大会はシーズンオフを迎えましたが、国内シリーズはこれからが後半戦。
ジャパンシリーズ第2戦は長野県富士見パノラマスキー場で開催されました。
富士見パノラマでは全日本選手権も開催されましたが、全日本のコースより少し短い常設のAコースの下部からスタートして、
Bコース、今回新たにセクションが作られ、終盤には急斜面のギャラリーセクションもある、全長2kmの新しいコースでした。
16日の試走日は天気が良く、レース当日はくもりのち午後から雨の予報でしたが、予報は大きく外れ夜中に雨がざっと降っていました。
当日の朝は雨は止んでおり、コースはツルツルと滑りやすく急斜面セクションは男子エリート以外は迂回路と変更になりました。
コースコンディションは滑るものの思ったほど悪くタイヤをマッドタイヤで1本走り、次にドライタイヤではどんな感じなのか試してみたく、ドライタイヤに変えて試走で様子を見ました。
ドライタイヤもなかなか感触は良かったので、そのまま予選へ。
しかしスタート地点に向かうためゴンドラに乗っていた時、急に大雨が降ってきました。
山頂に上がってきてしまった以上、後戻りは出来ません。天気の読みが甘かったと反省しつつスタートしました。
常設コースは下が固まっているで問題なく走れたものの、常設以外のセクションは乾いているときはふかふかの土で、大雨で路面が激変しスケートリンクのように滑りまとわりつくような泥、ドライタイヤでは前輪が引っかからず滑ってこけるしかありません。
何度もこけながら仕方ないと思いつつひとまずゴールし、マッドタイヤへと履き替え気持ちを切り替えました。
決勝は予選よりさらにコースコンディションが悪化し慎重に走りましたが、地面を突き刺すマッドタイヤは効果絶大で止まりたい所で止まり、曲がりたい所で曲がれる。
タイヤ一つでこんなに違うのだなと改めて実感しながら進んで行きました。
予選でどうしようもなかったセクションもクリアし、終盤の急斜面の迂回路へとやってきました。
急斜面セクションを横切り遠回りして迂回するので少し登っていて、泥で登れないのではと思うほどの路面でしたが、歓声の後押しもありクリアし、無事優勝しました。
1位 末政実緒
2位 岩崎美智恵
3位 中川弘佳
天候やコンディションの読みが甘く反省するべき点は多いですが、雨のレースは色々と勉強になる事もたくさんあり良い経験になりました。
もっと路面状況やタイヤのグリップの限界などを理解して、滑る悪路面でももっと攻めれるようになりたいなと思います。
次のレースは、今週末9月22日岐阜県ウィングヒルズで開催されるジャパンシリーズ第3戦です。
台風の過ぎた後、またマッドコンディションかもしれませんが今回の経験を生かせられるよう頑張りたいと思います。
応援ありがとうございました。
Team FUNFANCY/INTENSE
末政実緒
FUNFANCY
INTENSE CYCLES
RINGOROAD
OAKLEY
Fox Racing Shox
A Class (ALEXRIMS)
U2
REV5
Reaps-Facotry.
C3fit
Emirates