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The 18th Asia Mountain Bike Championship and 4th Junior Asia Mountain Bike Championship

Baskinta/LIB 10-14/10/2012

■Race Report

最高の結果とともにこのレースを終えられた事を心の底からうれしく思っています。
出場カテゴリー(エリートMEN DH、エリートMEN XCO、エリートWOMEN XCO、ジュニアMEN XCO)すべてでアジアチャンピオンを獲得できた事と、日本代表選手として参加したすべての選手がメダルを獲得できた事を誇りに思っています。選手、スタッフがチーム一丸となって勝ち取った勝利だと感じています。
2007年にも同じ会場でのアジア大陸選手権大会(以後アジア戦)が予定されていましたが情勢不安からレースが中止になり、今回の大会開催について開会式で『Dreams come true』と熱い口調でレバノン自転車競技連盟会長が語っていたのが印象に残っています。

選手団がレバノン・ベイルートに到着したのは10月9日早朝で、そこから滞在先となるホテルまで移動しました。4.5年前まで内戦をしていた爪痕が色濃く残る街を横目に会場に向かいました。今回、滞在するホテルとレース会場は別の場所にあり、ホテルからDH、XCOコースともに車で移動するほどの距離がありました。

DHのコースはスタート地点が2100mを超える高地に設置され、岩が崩れたような斜面を縫うようにコースが設定されていました。距離は1.8km。選手の情報によると前半は斜度がきつくハイスピードで、後半には斜度が緩くなりペダルを踏むコースだと言っていました。
代表の2選手はともにコースチェックをしてベストなライン、最速の走り方を相談しながら予選日を待ちました。

そして予選日当日(10月12日)。
コースがイージーな事から、ハイスピードなレースが展開されました。
予選では清水選手が1位通過、青木選手がコース中盤でのパンクがあったにも関わらず13位でゴールし、翌日の決勝に駒を進めました。
決勝当日(10月13日)、リラックスした状態でホテルを出ていきました。結果は清水選手が優勝、アジアチャンピオンの称号を獲得しました。
そして、青木選手が予選の悔しさを跳ね除ける快走で3位表彰台を獲得しました。表彰式では日本国旗2つがレバノンの青い空を飾りました。優勝の清水選手の決勝でのアベレージスピードは50.76km/hでした。

DH組の好成績にXC組も刺激を受ける事ができました。『絶対に自分達も!』そんな空気が日本チームを支配していました。
XCコースは標高1300m付近に設定されたコースで1周5.6kmの乾いた大地をうまく使ったコースになっていました。
コース前半はテクニカルなアップダウンが続き、後半は1.5kmほどのアップヒルが続く、テクニックと登坂力を問われるコース設定になっていました。

日本選手団は現地に到着翌日からコース試走を行い、ポイントとなる箇所のトレーニングを重ねていきました。
レース前のミーティングではジュニア男子が3周、女子エリートが4周、男子エリートが5周との発表があり、それぞれがレースのイメージを膨らませてレース当日を待ちました。

レース当日(10月14日)、天候は晴れ。朝9時からレースの女子エリート片山選手は早朝より準備を進め、レース本番を迎えました。
レースではスタート直後に選手同士の接触によりスポーク2本が折れるというアクシデントがあったものの先頭を譲ることなく1周を走り、テクニカルゾーンで新しいホイールに交換し再スタートをして、その後は独走に持ち込み2位に3分近い差をつけて優勝。引退を表明している片山選手にとって最高の勝利となり、自身2度目となるアジアチャンピオンを獲得しました。

男子エリートは11時のスタート。レース序盤から幸平選手が独走に持ち込み、そのまま優勝。自分は1周目後半の登りで2位になり、3位に1分の差をつけてゴールしました。
幸平選手は4度目のアジアチャンピオン獲得。兄弟でのアジア戦でのワンツーが夢だった自分にとってとてもうれしい結果となりました。

ここまで日本チームが出場カテゴリーすべてでチャンピオンを獲得している空気の中、ジュニアの前田選手がスタート準備を進めていきました。相当緊張している様子でスタートラインに並びましたが、1周目から2位のカザフスタンの選手に30秒近い差をつけて自信に満ち溢れる顔で独走を続けました。最終周では下りでトラブルが起きないように慎重に走ったとの言葉はありましたが、2位に1分近くの差をつけて優勝しました。

今回日本チームは4枚のアジアチャンピオンジャージを勝ち取り、計6個のメダルを獲得する事ができました。
信頼できる仁木メカニックと渡辺マッサ―(joe39.net)のサポート、そして各個人レベルでのこれまでの努力が実を結ぶ結果となりました。
今回チームの雰囲気は終始リラックス状態にあり、それが今回のレース結果に現れていると確信しています。今回のこの成績を維持、向上していくには個人レベルでの強化はもちろん、チームJAPANとしての組織的な活動をプラスしていく必要があると感じます。
今回アジア選手権に参加した選手、そしてスタッフには自信と誇りを持って今後の活動に活かしていってもらいたいと思っています。

チームマネージャー 山本和弘

■DHI/1.8km Official Timed Session-Result
1 SHIMIZU Kazuki JAPAN 48.9789km/h 02:12:302
2 NAJAFI BAZI Amin IRAN 48.3867km/h 02:13:921
3 TAN Hong Chun SINGAPOE 47.4176km/h 02:16:658

13 AOKI Takuya JAPAN 42.2020km/h 02:32:612

■DHI/1.8km Finals-Result
1 SHiMIZU Kazuki JAPAN 50.7618km/h 2:07:655
2 TAN Hong Chun SINGAPORE 49.4883km/h 2:10:940
3 AOKI Takuya JAPAN 49.1367km/h 2:11:877

■XCO/WOMEN Elite 5.6Km – 4Laps
1 KATAYAMA Rie JAPAN 14.57km/h 1:33:53
2 BAI Yue CHINA 1:36:41
3 THI NHU QUYNH Dinh VIETNAM 1:47:52

■XCO/MEN Elite 5.6Km – 5Laps
1 YAMAMOTO Kohei JAPAN 17.44km/h 1:37:43
2 YAMAMOTO Kazuhiro JAPAN 1:40:14
3 GOLOVACHSHENKO Artyom KAZAKHSTAN 1:41:14

■XCO/MEN Junior 5.6Km – 3Laps
1 MAEDA Kohei JAPAN 15.76km/h 1:05:28
2 FEDOSSEVEV Artur KAZAKHSTAN 1:06:27
3 CHIANG Sheng Shan CHINESE TAIPEI 1:07:02

警視庁の自転車安全利用五則です。 ルールを守って正しく乗りましょう!! bicycle_B3jpg用