日本マウンテンバイク協会(JMA)と公益財団法人日本自転車競技連盟(JCF)の関係推移
日本に於けるマウンテンバイク(以下MTB)は、1980年代に日本マウンテンバイク協会(JMA)によって始められた。
MTBは1970年代後半アメリカに誕生し、アメリカらしい冒険心と遊び心で多くの人々の人気を得た。
日本でも1990年代にかけ急速に普及していった。スポーツ競技としては、アメリカの協会と協力して、日本でも盛んになり、1987年JMA発足、JMAによって、全日本選手権大会を開催したり、世界選手権に参加して来た。1995年世界自転車連合(UCI)の指示により、1競技1か国1統括団体の規則が定められ日本では当時財団法人日本自転車競技連盟(JCF)が発足。翌年1996年アトランタオリンピックでの公式種目にMTBが加えられたのをきっかけに、MTBも一本化の必要に迫られた。そのため、JMAは競技部門を無条件無料でJCFに譲り、その見返りとして、JMAは選手登録を行うということで(費用も)今日に至る。これは当事者同士の了解として進められた。
また、公認大会開催のお墨付きである公認料は、A大会70万・B大会20万と定められ、1997年に開始、徴収されて来たが、2013年度までは全額JCFに納められ、JMAは無償労務提供して来た。2014年初めてその労務を認められ、公認料収入を業務委託契約として有償化された。