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山本幸平|今週もレースを走ってきました!

ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。

TOUR INTERNATIONAL DE LA VILLE D’AOSTE
2010年5月14-16日

ドイツでのワールドカップ第3戦の前に今度はイタリア北部のアオスタでのステージレースに出場。4日間にわたる大会です。では、山本選手のレポートをどうぞ。

20100516valledaosta1
■第1ステージ:45位
6.56kmの街中を走るタイムトライアル。
クネクネとして階段やトンネルを通過して街中を思う存分走れる気持ち良いレースでした。
雨の影響がある、かなりのスリッピーな路面状況で転倒しかけたりと、アタフタしてしまいました。身体の状態としても、先週にインターバル練習をこなせていなかったので、追い込めずに終了。

1 – Thursday 13th May 2010 – Aosta Downtown

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 ITA19840911 LONGO TONY ITA TEAM FULL-DYNAMIX 0:13:18.3
2 ITA19910719 KERSCHBAUMER GERHARD ITA GRUPPO SPORTIVO FORESTA 0:13:19.1
3 ITA19870914 SCHWEIGGL JOHANNES ITA SILMAX CANNONDALE RACING 0:13:20.2
15 JPN19850820 YAMAMOTO Kohei JPN TEAM LA POMME LOOK 0:14:16.4


■第2ステージ:12位
5.46KMを5周回、初日のレースで身体に刺激が入り、気合十分でスタート。しかし、スタートして、すぐに道が細い区間になり、前にいけずに終了。その後は、追い込め切れないままのレース。
身体を初日よりも良くなっているし、気持ち的にも、上げられてきているのを感じて、終えた。

2 – Friday 14th May 2010 – Aosta – St Christophe Quota BP

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 ITA19840911 LONGO TONY ITA TEAM FULL-DYNAMIX 1:29:01
2 ITA19910719 KERSCHBAUMER GERHARD ITA GRUPPO SPORTIVO FORESTA 1:29:56
3 ITA19870914 SCHWEIGGL JOHANNES ITA SILMAX CANNONDALE RACING 1:30:32
12 JPN19850820 YAMAMOTO Kohei JPN TEAM LA POMME LOOK 1:33:32



■第3ステージ:31位
5.32KMを5周回、スタートして、調子が悪いと感じてしまった。
身体が上手く使えていないのだ。右腰が痛み、そして、バイクを上手く進ませる事が出来ずに、レースは進む。自分の弱さを感じつつのライド。悔しさがこみ上げて、こみ上げて、レース後は、一人で叫び、心に決めた事。明日は勝つと。

3 – Saturday 15th May 2010 – Sarre La Croce

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 ITA19910719 KERSCHBAUMER GERHARD ITA GRUPPO SPORTIVO FORESTA 1:22:44
2 ITA19860925 CORTI UMBERTO CARLO ITA CBE MERIDA ASD 1:22:45
3 ITA19841004 CASAGRANDE MICHELE ITA ELETTROVENETA-CORRATEC 1:23:20
31 JPN19850820 YAMAMOTO Kohei JPN TEAM LA POMME LOOK 1:31:43



■第4ステージ: 20位
4.70KMを5周回、最終日の日。前の3日間は、僕らしさ、僕の良いところが出せずにいた。それは、心技体のバランスが整っていなかったから、レースをこなしていく中で、日に日に身体の調子は上がっていくのを感じていた。身体を上手く使えないのも心のバランスが乱れているからだ。この日は、勝つと決めていた。
スタートも上手く行き、身体の反応も良くなっている。1周目は、先頭集団から少し遅れをとってしまったが、この日は、勝つ!!そう決めたのだ。
2周目の中盤に先頭集団に追いついた。その瞬間だった。下り区間、なにも無い所で、突然のパンク。転倒しなかっただけでも良かったと思えるくらいの危険度だった。
慌てて、押してピットイン。ホイルを変えて走りだす。
もう、先頭集団は、遥か遠く。気持ちが切れた。勝てない。レースは、終わっていないのに、気持ちを切らしてしまった。この心の弱さ。こんな僕がレース中にいる。逃げ道を作ってしまったこと自体が負けなのだ。
結局、走りは切れがあり最後まで、とても良い感じで走りきる事が出来た。
が、心の弱さは感じたよ。
しかしながら、レース後は、気持ちよい風が、心の中で吹いていた。
負けレース負けレースを4日間もした。
こんな気持ちは久しぶりだよ。心の底から、やってやろうじゃないか!!って思えたのは、、、今は、調子が上がっていっているのを感じている。

4 – Sunday 16th May 2010 – Aosta Downtown

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 ITA19840911 LONGO TONY ITA TEAM FULL-DYNAMIX 0:53:04
2 ITA19810519 CATTANEO JOHNNY ITA TEAM FULL-DYNAMIX 0:53:29
3 ITA19841004 CASAGRANDE MICHELE ITA ELETTROVENETA-CORRATEC 0:53:38
20 JPN19850820 YAMAMOTO Kohei JPN TEAM LA POMME LOOK 0:54:39

Total

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 ITA19910719 KERSCHBAUMER GERHARD ITA GRUPPO SPORTIVO FORESTALE 3:59:21
2 ITA19810519 CATTANEO JOHNNY ITA TEAM FULL-DYNAMIX 4:03:09
3 ITA19840911 LONGO TONY ITA TEAM FULL-DYNAMIX 4:03:58
15 JPN19850820 YAMAMOTO Kohei JPN TEAM LA POMME LOOK 4:14:10

総合結果:15位

■今回のステージレースは、結果としては、残せなかった。
しかし、僕の中では、しっかりと意味のあるレースをして、しっかりと僕を感じ取る事が出来た日々だった。とくに最終日は、とても気持ちが良い状態で終えることが出来たので、日々成長できたと言い切れる、素晴らしい4日間でした。

負けから学ぶ事もある。
本当だよね。

次戦、ワールドカップ。
今は、心燃えています。
ワールドカップで、僕を表現します。

応援よろしくお願い致します。

ありがとう!!

KOHEY


大会サイト(リザルト/動画など):http://www.time4sport.it/GB/classificheGB.html
ワールドカップ XCO第3戦 5/22-23 男子エリート・スタートリスト(pdf)

バイク:ANCHOR XHM9 RS
フォーク:ROCKSHOX SID World Cup
ハンドル:Ritchey Super logic Carbon Low Rizer
ステム:OnebyESU ジェントル ステム 120mm
シートポスト:OnebyESU ムンク シートポスト ブラック
ホイル:Shimano WH-M975
シューズ:Shimano SH-M310SE
ペダル:Shimano PD-M970
サングラス:Adidas Adivista
ヘルメット: OGK MOSTRO VIGOR
サプリメント:レース前 BCAAタブ10粒 Feタブ 2粒 Caタブ 2粒 SAVASウォーター, レース時 SAVASウォーター,レース後 SAVASアクアホエイプロテイン(アセロラ味)

山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2008全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)


次回ワールドカップ大会 Freecaster.tvでのライヴ放送

UCI ワールドカップ

警視庁の自転車安全利用五則です。 ルールを守って正しく乗りましょう!! bicycle_B3jpg用