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2010ジャパンシリーズ 最終戦 瀬女


10月8-10日に石川県瀬女高原で行われるジャパンシリーズでは、クロスカントリー、ダウンヒルいずれの種目も最終戦となり、シリーズチャンピオンが決定します。

気になるランキングは、ウイングヒルズ白鳥大会までの集計で下記の通り。
また、まだ対象数に達していない選手や、今回高得点を上げた選手は大幅に順位を上げてくることもありますので、接戦のクラスもあり目が離せません。
大会では、10月9日(土)にダウンヒル、10日(日)にクロスカントリーが行われます。


クロスカントリー(白馬大会終了後/合計ポイント及び各大会順位、ポイント)
男子
1 山本 和弘 北海道 キャノンデール・ファクトリー 640 1(175) 4(115) 4(115) 3(120) 4(115)
2 斉藤 亮 長野県 チーム コラテック 579 5(125) 3(120) 2(130) 9(94) 5(110)
3 平野 星矢 長野県 チームブリヂストン・アンカー 550 2(130) 3(120) 1(150) 1(150)
4 門田 基志 愛媛県 TEAM GIANT 543 6(115) 5(110) 6(106) 6(106) 6(106)
5 小野寺 健 北海道 SUBARUGARYFISHER 483 2(160) 8(98) 28(48) 11(87) 10(90)
6 武井 亨介 茨城県 FORZA・フォルツァ! 450 3(150) 1(150) 1(150)

女子
1 中込由香里 長野県 SY-NakSPECIALIZED 690 1(175) 1(150) 2(130) 3(120) 4(115)
2 矢沢みつみ 山梨県 685 2(160) 2(130) 4(115) 1(150) 2(130)
3 西尾 美子 愛媛県 焼鳥山鳥R 534 3(150) 6(106) 10(90) 10(90) 8(98)


ダウンヒル(白鳥大会終了後)
男子
1 青木 卓也 東京都 TEAM GIANT 584 1(167) 3(131) 2(141) 2(145)
2 井手川直樹 広島県 EVIL/SUNSPI.com 558 3(140) 1(165) 3(130) 5(123)
3 安達 靖 愛知県 Team Ikuzawa 553 5(123) 2(150) 7(110) 1(170)
4 向原 健司 大阪府 TransitionRacing 525 4(130) 4(128) 4(130) 3(137)
5 井本はじめ 兵庫県 TransitionRacing 499 6(115) 13(98) 1(170) 6(116)
6 永田 隼也 神奈川 A&F/ロッキーマウンテン 446 7(108) 6(115) 9(100) 4(123)

女子
1 飯塚 朋子 大阪府 team corratec 603 2(143) 2(145) 2(145) 1(170)
2 服部 良子 神奈川 風魔横浜 533 4(124) 3(137) 3(137) 3(135)
3 中村 美佳 福井県 FUNCROSS/SK-F 512 6(123) 4(123) 6(119) 2(147)

ジャパン・シリーズランキング
 対象クロスカントリー6大会中 高得点5大会
 対象ダウンヒル5大会中 高得点4大会 (20100412)

白山瀬女高原スキー場

大会サイト

末政実緒 | 世界一を目指して

バイクトライアルの世界選手権で優勝。その後マウンテンバイクのダウンヒルにチャレンジ。国内、アジアのタイトルの他、2001年にはジュニア世界選手権で優勝、脚光をあびて以来UCIワールドカップにもフル転戦。トップライダーとして常に注目されています。
このコーナーでは末政選手のレポートでダウンヒル・レースシーンを追いかけます。




2010 ACC アジア選手権( 韓国・チェチョン 20100926-29)

今年は、韓国での開催となったアジア選手権。2000年タイで行われた同大会に優勝してからの連覇がかかっています。末政実緒(兵庫/Team FUNFANCY/INTENSE)選手のレポートをどうぞ。

***末政実緒 レースレポート***
大会名:The 16th Asian Mountain Bike Championships
開催地:韓国・チェチョン
開催日:2010年9月26-29日
順位:1位
使用バイク:INTENSE 951

2010年のアジア選手権大会は韓国のチェチョンで開催されました。
韓国でのアジア選手権は2001年振り。前回はムジュリゾートというスキー場での開催でしたが、今回はスキー場ではなく首都ソウルから2時間ほどのチェチョンという所の里山での開催ですが、会場はMTBパークとなっていて、韓国でのMTBブームがうかがえました。

ダウンヒルコースは約1.8km。お隣の国と言う事もあって日本の里山トレイルと同じ雰囲気の山でした。
小さい山ですが斜度はきつく、ゴロゴロと石が転がっている路面、スピードが出るコースですがコース幅が狭いので一歩間違えば崖に落ちそうになったり、岩に足下を取られそうでスタートからゴールまで油断出来ないコースでした。
スタート地点まではみかん畑にあるようなモノレールで上がるのですが、スタート地点まで30分かかりその乗り物が戻ってくるのに30分かかり、積み込みなども時間がかかり一日目の練習は1人2本のみでした。
2日目シーディングラン前の練習も2本、レース日の練習も2本のみと合計で6本の練習とアジア戦らしい感じでした。

<シーディングラン>
4本のみの試走でシーディングランが始まりました。
決勝の為にもある程度ペースを上げて、どんな感じか確かめながら走る事にしました。
砂地にゴロゴロとした石が転がる路面は、スピードが出るほど滑りやすくブレーキをかけても止まりづらく、コーナーがスピードが出過ぎたまま進入してしまう事が多く、中間のコーナーで木にぶつかりそうになり、なんとか必死に曲がろうとしたのですが、曲がりながら左手が木に当たりそこが運悪くちょうど7月スイスのワールドカップで痛めた所でした。ハンドルが握りにくくなってしまいましたが、手からハンドルが離れないよう気を付けながらゴール。幸いそれほどタイムには影響はなかったようで、シーディングは1位で終えました。

1. SUEMASA Mio
2. DEEKABALLES Vipavee
3. IIZUKA Tomoko

<決勝>
今回ナショナルチームにはマッサーの方が同行していて、前日に痛めた手にテーピングなどをして頂いたおかげで、決勝も安心して集中する事が出来ました。
コースは前日以上に石が浮き滑りやすい状態になっていたので、シーディングランでのペースやタイム差等を参考にして少し余裕を持って確実に走る事にしました。
タイムを稼げそうな漕ぎのセクションは全力で漕ぎ、コーナーでは進入でオーバースピードにならないように、スピードをコントロールしながら確実に。
ゴールまで大きなミスもなく1位ゴールし、通算10回目8連覇を果たしました。

1. SUEMASA Mio
2. DEEKABALLES Vipavee
3. PRADUPYARD Ausanee


毎年アジア選手権と言えば、ワールドカップや日本のレースでは考えられない出来事やハプニングが起こる事が多いですが、今回も搬送や計測などトラブルやハプニングがあり限られた練習回数でのレースとなりましたが、こういった出来事が多いアジア選手権でどんな状況でも対応出来る応用力、精神力が身につけられているように思いました。
まだ国内のレースの方がレベルが高いとはいえ、昔に比べるとだいぶアジアも成長しコースやライダーも成長しているなと今回感じました。
世界を目指すライダーとして、アジアではまだまだ一番であり続けられるよう、これからも精進してもっともっと成長していきたいと思います。
次は、ついにシーズン最後を飾るジャパンシリーズ最終戦瀬女大会(10月9日)です。
シーズン最後、気持ち良い終わり方が出来る様気を抜かず頑張りたいと思います。

アジア選手権応援ありがとうございました!

Team FUNFANCY/INTENSE
末政実緒

FUNFANCY
RINGOROAD
OAKLEY
FOX Racing Shox
ALEXRIMS
SDG
REV5



大会サイト
末政実緒さんのホームページ

山本幸平|今週もレースを走ってきました!

ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。



2010 ACC マウンテンバイク・アジア選手権大会 韓国・チェチョン20100928
今回は、年一回あります、各大陸ごとの選手権。今年のアジアは韓国での開催となりました。山本選手のレースレポートをどうぞ。


Photo by ACC

■今回のレースは、僕にとってUCIポイントを少しでも多く獲得する事が大切なレースでした。世界選手権が終わってから、限られた期間しかなかったのでコンディションを作る事が難しかったのですが、気持ちと経験で今回の遠征も、もの凄く勉強になった数日間となりました。
レース&コースは、1周6KMを4周回で争い、初めは急なアップダウンの連続で進んで行き中盤の区間はインナーローに入ってしまうくらいの急な斜度が続くクライマー向きのコース、そして、下りはびっくりな直線下り。約20分くらいを上り基調で進んできて、この下りには参った。回復時間が短くて、面白くない下り。そして、下ってからは、アウターで踏んでいく平坦区間を走り、スタートゴール地点へ戻ってくる。1周が約24分で回る長めのコースだった。

展開は、スタートは久しぶりに失敗をしてしまった。加速が出来ずに集団に囲まれてしまったが、経験がある為、焦らず進めていって、半周するころには先頭集団になり2番手で進めていく、カザフスタン、僕、セイヤ、2位だった中国人。登りの終わり区間でセイヤが先頭に立ち、僕が2番手、下りを終えると自然と2人パックで走って、協力体制へ入る。
余裕を持って2人で進めて行き、日本にとって有利な展開へ持っていく、そこに2周目に入ってから中国人が追いついてきた。が、なにも焦る必要は無い。こちらは2人居るし対応できる力を持っていた。2周目の後半で、少し先頭を走っていると後方と差がある事を確認出来た為に、ペースアップ。元々3周目からレースを動かせようと決めていたのでベストなタイミングだった。ここで単独で行こうと思ってペースを上げて走るが、意外と差が出来なかった。走れて居ないのは分かっていたが、切れ味無い走りに焦りを少し感じた。唯一、2位になった中国人が着いてきて、追いついてきた。呼吸は荒いが、しっかりと身体を使えていて、マウンテンバイクは進んでいた。彼は登りが僕よりも、今日は速いと感じていたので、何としても前では登らせたくなかったので、抜かれないように注意をして進ませていった。が、登りきり手前で前に行かれてしまい、もの凄く辛かったが、ここで離させると負けだと思い、ここは、頑張った。このレースで一番追い込んだ所だった。そして、一緒に下りを走って行く、下りでは、今日は僕の方が速いと感じることが出来た。

そして、ラストラップへ、ここで、彼がアタックをかけてきた。参った。ここでは、僕の身体は反応してくれなかった、今のコンディションでは対応仕切れていない、悔しかった、このときに、感じた気持ちは、今後のレースで生かしていく。
で、差が開いたのだが、そこから僕も踏み続けた事もあり、思っていたよりも差が開かないままゴールへ進んでいった。下り終わってコーチから言われた40秒差。が、何故か負けたととは思えなかった、だから必死で走り続けていた、すると、ビックリする光景が飛び込んできた。ラスト500mのフィードゾーン地点の前に彼が居たのだ。見ると、後輪がパンクしているのだ。信じられない光景だったが、僕は、彼の横を通過していった、疲れとかは、何も無い。吹っ飛んだ。
こんなにも幸運があるとは・・・。怖いよ。でも、勝ちは勝ち。レースだからね。
僕自身もビックリしたまま、後は、ゆっくりと走ってゴールラインをバイクを担いで通過した!!

今回もまた、沢山の事を学べた。コンディションの悪い中で、どうレースをするのか。
取り組む姿勢は、どうなのか。すべてを吸収できる心を持って過ごしていこうと思っております。
11月のアジア大会までには、しっかりと練習できる時間がある為、広州では、自分自身でも納得の行くレース内容で勝って日本に金メダルを持って帰って来たいと思う。



The 16th Asian Mountain Bike Championships (KOR) 20100926-29
クロスカントリー(男子エリート)

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 JPN19850820 YAMAMOTO Kohei JPN 1:37:37
2 CHN19890626 WANG Zhen CHN 1:38:22
3 CHN19840401 DUAN Zhiqiang CHN 1:38:41


バイク:ANCHOR XHM9 RS
フォーク:ROCKSHOX SID World Cup
ハンドル:Ritchey Super logic Carbon Low Rizer
ステム:OnebyESU ジェントル ステム 120mm 
シートポスト:OnebyESU ムンク シートポスト ブラック
ホイル:Shimano WH-M975
シューズ:Shimano SH-M310SE
ペダル:Shimano PD-M970
サングラス:Adidas Adivista
ヘルメット: OGK MOSTRO VIGOR
サプリメント:レース前 BCAAタブ10粒 Feタブ 2粒 Caタブ 2粒 SAVASウォーター, レース時 SAVASウォーター,レース後 SAVASアクアホエイプロテイン(アセロラ味)



アジア競技連合サイト(リザルトなど)
山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2010全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)

韓国で行われているアジア選手権。ダウンヒルに引き続き9月29日に行われたクロスカントリーでは、山本幸平(北海道)が昨年のマレーシアに続き優勝した。女子は中国のレンが優勝。片山梨絵(神奈川)が2位にはいりました。


クロスカントリーコース

クロスカントリー
男子エリート
1 Kohei YAMAMOTO JPN 1:37:37
2 Zhen WANG CHN 1:38:22
3 Zhiqiang DUAN CHN 1:38:41
4 Seiya HIRANO JPN 1:39:25
11 Yu TAKENOUCHI JPN 1:45:19
18 Kyosuke TAKEI JPN 1:53:21

女子エリート
1 Chengyuan REN CHN 1:22:11
2 Rie KATAYAMA JPN 1:25:25
3 Qinglan SHI CHN 1:27:03
6 Yukari NAKAGOME JPN 1:38:35

男子ジュニア
1 Soon Woo KWON KOR 1:18:02
2 Nam Woo GOO KOR 1:19:08
3 Vadim GALEYEV KAZ 1:20:32
9 Idomu YAMAMOTO JPN 1:29:27

女子ジュニア
1 Yue BAI CHN 1:00:00
2 Da-Jeong YOO KOR 1:03:17
3 Dinh Thi Nu QUYNH VIE 1:09:02
6 Manami IWADE JPN 1:17:22

韓国ジェチョンで開催中の「アジア大陸選手権」。9月28日にはダウンヒルが行われ、日本代表の末政実緒(兵庫)が連覇。男子では井手川直樹(埼玉)が3位に入りました。
29日にはクロスカントリーが行われます。


男子の表彰(Photo by Asian Cycling Confederation)

ダウンヒル

女子エリート
1 SUEMASA Mio JPN19830401 Japan 03:26.602
2 DEEKABALLES Vipavee THA19910731 Thailand 03:39.469
3 PRADUPYARD Ausanee THA19840424 Thailand 03:47.680
5 IIZUKA Tomoko JPN19790522 Japan 04:08.011

男子エリート
1 LEE Chang Yong KOR19850501 Korea 03:01.01
2 KANG Seok Hyun KOR19900913 Korea 03:07.60
3 IDEGAWA Naoki JPN19800422 Japan 03:13.71
5 NAGATA Junya JPN19880813 Japan 03:18.33


ダウンヒルコース


ウイングヒルズ白鳥リゾートで開催された、ジャパンシリーズ・ダウンヒル第4戦。

男子は、全日本チャンピオンの安達靖(Team Ikuzawa)が、女子では飯塚朋子(Corratec)がそれぞれ、予選から好調で優勝しました。


ホットシートでの飯塚


安達の勝利者インタビュー

大会サイト
リザルト

NHK「テレビスポーツ教室」でマウンテンバイク・クロスカントリー競技が取り上げられました。

今回は、レースを想定した、より実践に近い技術が紹介されています。

[important]
NHK教育テレビ
■放映日時:2010年9月26日(日)午後2:30~3:00
[/important]

■出演者

指導:高橋 博 (日本マウンテンバイク協会理事)

実技指導:小笠原 崇裕 (JCFマウンテンバイクナショナルチームコーチ)

実技:後呂 有哉、沢田 時、岡本 隼、二村 航平

■収録場所

長野県白馬村 白馬クロスカントリー競技場(スノーハープ)

Live2141❤

末政実緒 | 世界一を目指して

バイクトライアルの世界選手権で優勝。その後マウンテンバイクのダウンヒルにチャレンジ。国内、アジアのタイトルの他、2001年にはジュニア世界選手権で優勝、脚光をあびて以来UCIワールドカップにもフル転戦。トップライダーとして常に注目されています。
このコーナーでは末政選手のレポートでダウンヒル・レースシーンを追いかけます。




2010 JCF ジャパンシリーズ ダウンヒル第3戦( 長野県・富士見パノラマリゾート 20100919)

世界選手権大会が終わり国内シリーズに帰ってきた末政選手。引き続き国際レースがあるなか長野県での大会に出場しています。末政実緒(兵庫/Team FUNFANCY/INTENSE)選手のレポートをどうぞ。

***末政実緒 レースレポート***
大会名:JCFジャパンシリーズ ダウンヒル第3戦
開催地:長野県富士見パノラマスキー場
開催日:2010年9月18-19日
順位:1位(DH女子エリート)
使用バイク:INTENSE 951


ワールドカップ、世界選手権は今シーズン終わりましたが、日本では長い夏休みを経てジャパンシリーズ後半戦が開始。
少し秋が感じられるようになった富士見パノラマで第3戦が開催されました。

今回はJシリーズ2戦で使用されたAコース下部をメインに、全日本で使用されたセクション、新設セクションなどが出来、いつもとはまた違った雰囲気でした。
公式練習日は晴れ湿って滑りやすかったコースも乾き始めましたが、後半A’コースの通称大岩は乾くどころか土が岩につき滑りやすくなる一方で、短くもかなか手強いコースでした。

<予選>
前夜に雨がぱらっと降り、雲行きも怪しかったのでコンディションはどうなるかと心配でしたが、レース当日も晴れてほぼドライコンディションの中予選が行われました。
今年目標にしている予選タイムでの男子予選通過を意識し、少しペースを上げつつ予選を走りました。
大きなミスはなく良いペースで走れ予選1位で通過し、男子予選では27位相当で予選通過出来るタイムでした。

1位 末政実緒
2位 服部良子
3位 飯塚朋子
4位 中村美佳
5位 宮下瑠衣

<決勝>
予選よりタイムを上げようとスタートから攻めて行きました。
しかし、途中常設コースから新設コースに入る所で、いつもよりスピードが出ていてラインが外れてしまいましたが、なんとかリカバリーが出来ていつものラインに戻る事が出来ました。
その後、A’の大岩でも少し慎重に入ったものの滑ってリズムを崩しましたがリカバリーして転倒なくゴール。
予選タイムを更新する事は出来ませんでしたが、無事に優勝しました。

1位 末政実緒
2位 飯塚朋子
3位 服部良子
4位 宮下瑠衣
5位 中村美佳

ワールドカップ、世界選手権が終わり、緊張感が少し切れてしまっていましたが、今回気持ちを切り替えて挑む事が出来ました。
次は韓国で開催されるアジア選手権大会です。
年に一度アジアの頂点を決めるアジア選手権、気合いを入れ直して全力で挑みたいと思います。

ジャパンシリーズ富士見大会応援ありがとうございました。

Team FUNFANCY/INTENSE
末政実緒

FUNFANCY
RINGOROAD
OAKLEY
FOX Racing Shox
ALEXRIMS
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REV5


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末政実緒 | 世界一を目指して

バイクトライアルの世界選手権で優勝。その後マウンテンバイクのダウンヒルにチャレンジ。国内、アジアのタイトルの他、2001年にはジュニア世界選手権で優勝、脚光をあびて以来UCIワールドカップにもフル転戦。トップライダーとして常に注目されています。
このコーナーでは末政選手のレポートでダウンヒル・レースシーンを追いかけます。




2010 UCI マウンテンバイク世界選手権大会( カナダ・モンサンタン 20100905)

国際レースシーン、今シーズンの最終、締めくくりとなる世界選手権大会。今年はカナダのモンサンタンで行われました。ワールド・カップを毎年開催し過去世界選手権も行われている伝統的な会場。末政実緒(兵庫/Team FUNFANCY/INTENSE)選手のレポートをどうぞ。

***末政実緒 レースレポート***
大会名:2010 UCI MOUNTAIN BIKE&TRIALS WORLD CHAMPIONSHIP
開催地:カナダ・ケベック州 モンサンタン
開催日:2010年9月1日-5日
順位:DHシニア女子5位
使用バイク:INTENSE 951

ワールドカップではお馴染みのカナダ・モンサンタン、1999年初めてマウンテンバイクのワールドカップに出場した思い出の地であり、2002年から毎年欠かさず出場している会場でもあります。
世界選手権は1998年に開催され、ちょうど私がマウンテンバイクを始めた年でその当時は雑誌の中の世界選手権でしたが、今回は自分が出場するモンサンタンの世界選手権大会となりました

ワールドカップ最終戦アメリカ大会の決勝翌日にコースウォーキングがあり、その翌日火曜日から試走と日程が詰まっていて慌ただしかったですが、ダウンヒルの決勝は日曜日だったので徐々に落ち着いて走れるようになりました。

山頂のゴンドラ駅からスタートするコースは、全長約3kmと最近のコースにしては長く、シングルトラック、ガレたハイスピードのセクション、岩盤のシングルトラックなど様々なセクションがあり、大きなジャンプ等はないものの体力も技術もいるクラッシックなダウンヒルコースでした。
そして、週の前半路面は今までに例のないぐらい乾き深い砂になり地面がゆるくなっていましたが、金曜日頃から天気が悪くなり雨が降ったり止んだりし路面はしまり、いつものような黒土のツルツルと滑る路面と変化していきました。



・タイムドセッション(木曜日)
世界選手権には予選がなく、どのライダーも決勝を走る事になるのですが、木曜日に参考の為、計測のテスト?の為にタイムドセッションがありました。
決勝には一切関係なく、ただタイムを測るだけなので、ある程度ペースを上げて走る選手、様子見の選手と様々でした。
タイムドセッションまでまだ一度もノンストップで走った事がなく、そしてコースもまだ全て攻略出来ていなかったので、あまりペースを上げられずタイムドセッションは8位でした。

1. MOSELEY Tracy
2. JONNIER Sabrina
3. RAGOT Emmeline
4. ATHERTON Rachel
5. KINTNER Jill
8. SUEMASA Mio



・決勝(日曜日)
アメリカからハリケーンがきていた影響か風が強く、雨も夜の間にまとまった量が降り、朝も降ったり止んだりでコロコロ変わりやすいお天気でした。
前日の練習中にも雨が降ってたものの、その時はまだコースに水分が多く走りやすかったのですが、朝の試走では滑りやすい路面になっていて走りづらく、さらに強風が走りにくさに拍車をかけ朝の試走はあまり良い印象を得る事が出来ず決勝を待つのみとなってしまいました。

試走が始まってから雨は止み、決勝も午後からだったので風通しの良いところは徐々に乾いてきました。
しかし、スタート台に立つと無情にも雨が降り始めてしまいました。
今年のワールドカップでは雨のレースであまり良いレースが出来ていなかったので、雨が降っているのを見たときは一瞬緊張しましたが、集中していたおかげかあまり雨が気にならずスタートする事が出来ました。
バイクも身体も良く動きスムーズに走れていていましたが、だんだんと攻めきれていない感じがしてきました。
しかし、路面コンディションもあまり良くないように感じたので一定のスピード、リズムを保ち走り続ける事にしました。
後半の滑りやすくなったシングルトラックも上手くこなす事が出来て、最後まで大きなミスもなくゴールし暫定1位に。
先にホットシートに座っていたワールドカップ最終戦の勝者レイチェル・アサートン選手のタイムを更新出来たのはとても嬉しかったですが、その後トレーシー・モーズリー選手にホットシートの座を譲ることになり、最終的に5位で決勝を終えました。

1. MOSELEY Tracy
2. JONNIER Sabrina
3. RAGOT Emmeline
4. PUGIN Florian
5. SUEMASA Mio

リザルト
女子エリート


苦戦が続いた今シーズンですが、ワールドカップ最終戦アメリカ大会に引き続き今回も自分の力を発揮し気持ちの良いレースをする事が出来ました。
ワールドカップ、世界選手権は終わりましたが、これからジャパンシリーズ富士見大会、韓国でのアジア選手権、ジャパンシリーズ最終戦瀬女大会と続きます。
アジアタイトル、ジャパンシリーズタイトルがきっちり獲得出来る様、最後まで気を抜かずきっちり決めていきたいと思います。

世界選手権応援ありがとうございました!

Team FUNFANCY/INTENSE
末政実緒

FUNFANCY
RINGOROAD
OAKLEY
FOX Racing Shox
ALEXRIMS
SDG
REV5

Freecaster
世界選手権大会WEBサイト
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山本幸平|今週もレースを走ってきました!

ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。



2010 UCI マウンテンバイク世界選手権大会 カナダ・モンサンタン 20100904
アメリカのワールドカップで調子をあげていた山本選手は、そのままカナダに入り世界選手権大会に挑戦しました。では、山本選手のレースレポートをどうぞ。


■今回は、カナダ・ケベック州 モンサンタンにて2010年マウンテンバイク世界選手権大会が9月4日に行われました。
世界一を決めるレース。普段のレースでは、それぞれが所属しているチームジャージで走るのだが、今回は、国の代表として、僕達は日本代表ジャージを着て走ったのだ。
今年は、前半シーズンに怪我や気持ちの面で崩れてしまい、なかなか思い描く様な日々を過ごす事が出来なかった。だが、そこから学ぶ事も多かったのが事実。今は、とても有り難い経験をさせてもらったと感謝しているくらいだ。今回のレースに向けて、4週間前から身体を作り上げていってベストな状態でレースに挑む準備が出来た。これは、毎週レースに参加している事から出来るコンディショニングだ。9月4日にベストを持って行く事に集中できる環境を与えてくれている事に感謝すると共に、これからも、理解をしてもらいたいと強く思う次第だ。

レース当日は、いつも通りの行動をして、とくに特別な事はしない様にした。唯一心がけていた事は、あまりインターネットをレース前にはしないって事くらいかな。頭の中をスッキリした状態で挑みたいから。色々な情報を見たくないって事かな。
で、3時間半前にはオリーブオイル&塩&パスタの最高の組み合わせで美味しく頂き、45分の昼寝をして、会場へ1時間半前に移動を開始した。天候は、曇り時々雨。路面状況は、マッドコンディションでは無いが、少し緩くなっている部分もある、事前にあった、女子レースの状況を聞いて、ドライタイヤをチョイス。コースは、とてもバランスの良いMTBコースって感じで、シングルトラック率が多くあり、抜かそうと思うと、かなりのパワーを必要とする事、あとは、数箇所で集中して下らないと転倒の恐れがあるテクニカル面も充実していた。レースは、スタートループ2周+6周で行われた。

スタート位置は、3列目だった。今までのレースでポイントを獲得していたお陰だ。
最高の位置だった。気持ちは、いつもよりハイになっている事を感じ取っていたし、興奮していた。でも、良い方向の緊張感だし、この日を待っていたとやる気に満ちていた。久しぶりに闘志が溢れてきた。スタート音と共に加速、良い反応で進み身体や自転車のぶつかり合いはあったものの、上手く流れに乗って進み第2コーナーへ、そこで先頭のすぐ後ろで落車発生。僕は、そこの後ろだったので巻き込まれずに、何とか押して交わす。
先頭とは差が開き変な感じだったが、後ろから勢い良くアブサロン選手が来て、僕を交わしていく、アブサロンも転倒したんだと思うと同時に良いポジションで走っていると確認できた。アブサロン選手には着いて行く事が出来なかったが、上手くペースを保ちレースを進ませる事が出来ていた。身体の動きも良い。スタートループ1周目が終わりスタートループ2周目へ、意外と混乱が無く、先頭集団は前に行ってしまっているし、後ろから追ってくるライダーも意外と居ないので、変な感じだった。でも、前にもっともっと。

天候が、雨が降ったり止んだりを繰り返していて路面状況が変化していったが、全て落ちついて対応できていた。スタートループ2周目を終え、ようやく本コースへ!!
残念な事に、周りに選手の集団が無い、いつもなら沢山ライダーが居るのだが、今回は、限られたナショナルメンバーの参加だから混雑が少なく感じた。1周目を終えて、数名に抜かれているが、パンクなどのトラブルで遅れているライダーも居るため順位は変化していなかったと思う。2周目、3周目に、スタートループの勢いが、止まってしまい苦しい場面が訪れていたが、日本チームの皆が応援とアドバイスをくれて、何とか大きなペースダウンにはならないでレースを進ませる。


4周目へ入る、もう後半だ。ここから前に前に気持ちを持って行く事が上位への分かれ道。
それを分かっているのだが、ペースを上げることは出来なかった、しかし無駄が無いミスの無いラインや走りが出来ている事を感じている、前には、数名見える。ラスト2周。
気持ちは、崩れない。1人のライダーと競ってレースが進んでいく。ラスト1周。
前に前に、自転車を進ませる事を考えて追い込んで走る。温かい声援が沢山聞こえる。
最後まで追い込む。大きなトラブル無く、力を出し切ってゴールラインを通過する事が出来た。思い描いていた事。清清しい気持ちでゴールラインを通過できたことに満足感を感じる。順位も28位と目標を達成できた。
やはり、もっと上位へ行く為には、やらなければ行けない事がある。でも、それを感じているし、時間が必要。今回の目標は達成出来たので、今は、嬉しい。
これからしていかなければいけ無い事。それは、日々感じて、日々成長。
このレースで感じた気持ちを、大切にして、僕、山本幸平として、どう生きるか。
今後の僕を、これからも期待して応援してもらいたいと思います。

ありがとう!!


2010 UCI Mountain Bike World Championships (CAN) 20100904
クロスカントリー(男子エリート)

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 ESP19780824 HERMIDA RAMOS ESP 1:52:26
2 CZE19850108 KULHAVY Jaroslav CZE +00:29
3 RSA19870916 STANDER Burry RSA +01:10
28 JPN19850820 YAMAMOTO Kohei JPN +10:18



バイク:ANCHOR XHM9 RS
フォーク:ROCKSHOX SID World Cup
ハンドル:Ritchey Super logic Carbon Low Rizer
ステム:OnebyESU ジェントル ステム 120mm 
シートポスト:OnebyESU ムンク シートポスト ブラック
ホイル:Shimano WH-M975
シューズ:Shimano SH-M310SE
ペダル:Shimano PD-M970
サングラス:Adidas Adivista
ヘルメット: OGK MOSTRO VIGOR
サプリメント:レース前 BCAAタブ10粒 Feタブ 2粒 Caタブ 2粒 SAVASウォーター, レース時 SAVASウォーター,レース後 SAVASアクアホエイプロテイン(アセロラ味)



●・大会公式サイト
男子エリート・リザルト
山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2010全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)

警視庁の自転車安全利用五則です。 ルールを守って正しく乗りましょう!! bicycle_B3jpg用