日本からはナショナルチャンピオンの井手川直樹と清水一輝がスタート。
コースは乾燥した気候からコーナーが滑りやすい状況に変化し、夕方開催で西日により路面の凹凸が見えにくく難しいコースとなった。
両選手それぞれ力を出し切り、井手川直樹35秒781(トップとの差)62位、清水一輝39秒486(トップとのタイム差)64位でゴールした。優勝は地元南アフリカのグレッグ・ミナーが2連覇を飾った。
日本からの沢山のご声援ありがとうございました。
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UCI MTB/トライアル世界選手権大会
日本選手団 チームマネージャー 鈴木 雷太
夜半まで降った雨の影響を心配するなか、DHIエリート男女のタイムドセッションが行われました。
期待のエリート女子、末政実緒は試走中のジャンプで転倒をし救急病院に搬送されリタイヤ。男子の井手川直樹は4分44秒968、清水一輝は4分38秒048でゴールした。明日の決勝でどれだけタイムを縮めることが出来るか期待したい。
また午後にはXCOエリート男子のレースが開催された。日本からは山本幸平が一人だけの参加となった。スタートは3列目でスタートダッシュも決まり、1周目を10位で走り出した。3周目に18位と少し順位を落としたが、そのまま集団で積極的な走りをし、最終的には15位でゴールした。 明日は最終日でDHIエリートの決勝が行われる。
UCI MTB/トライアル世界選手権大会
日本選手団 チームマネージャー 鈴木 雷太
U23男子に沢田時、中原義貴が出場しました。天気予報ではゴール時間から雨予報だったが、スタート直前に霧雨状の雨が降り出した。レースは序盤からハイペースで進む中、期待の沢田はスタート直後は体のキレがなく、思うようなスタートが切れなかったが周回を重ねるごとに順位を上げていったが、ラスト2周の時に雨による路面変化でタイヤを滑らせ大転倒となり、最終周回に入れず‐1lapの47位でレースを終えた。
また中原は最後方スタートの中、スタート直後の混乱をうまく切り抜けていいスタートを切ったが、中盤より遅れ始めー2LAPの52位となった。
明日はいよいよXCOエリートの山本幸平がスタートする。
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UCI MTB/トライアル世界選手権大会
日本選手団 チームマネージャー 鈴木 雷太
先程ダウンヒルジュニア男子と女子のタイムドセッションが終了しました。
連日の好天と乾燥した気候でコースはスーパードライ!
またエリートの試走も本日より始まりコースの難易度はどんどんあがっていった。
女子の中川綾子は深い砂にハンドルを取られ転倒もあり、男子の加藤将来はワンストップもあり43位でゴールした。
明日はいよいよDHIジュニア決勝とXCO U23決勝が開催される。
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UCI MTB/トライアル世界選手権大会
日本選手団 チームマネージャー 鈴木 雷太
先程ジュニア男子が終了しました。
5周回で争われた男子ジュニア。日本からは山田誉史輝はスタート後方から流れに乗るものの、スタート直後のシングルトラック入口の渋滞や2度のクラッシュもあり、最終周回に入る直前に80%ルールに引っ掛かり-1lapの52位で終了した。
夕方にはDHI Jr男子&女子のタイムドセッションが行われます。ジュニア男子加藤将来選手と、中川綾子選手への応援よろしくお願いします。
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UCI MTB/トライアル世界選手権大会
日本選手団 チームマネージャー 鈴木 雷太
第19回アジアマウンテンバイク選手権(中国・成都)
5月12日(日)アジアMTB選手権クロスカントリーが中国成都にて行われ、男子エリートに出場した日本チームは山本幸平が5連覇の金メダルを獲得した。
レースはスタートループ1.7㎞と6.5㎞のフルコースを4周で行われた。当日は強い日差しと30度近くまで上昇した気温のため、スタートを待つだけでも体力を消耗するような厳しいコンディションであった。
スタートから約1㎞地点に最初に現れたのは中国と山本の2人パック。そのすぐ後に日本の他3選手が続いてレースを展開してほしかったが、イランや韓国など数か国が間に入ってしまい先頭とのタイム差が開く厳しいスタートとなった。ほどなく先頭の中国選手が下りで転倒しリタイア、その後は山本が「今日は勝つための走り」という安定した走りで独走を続け、貫録の優勝を決めた。後続は1周目終了時点では沢田時と斉藤亮が3位パック、前田公平もさほど遅れずトップ10の位置で走行し後半の伸びを期待したが、沢田は結果7位、前田は14位、斉藤は熱中症のため嘔吐を繰り返しリタイア、メダルには届かなかった。
第19回アジアマウンテンバイク選手権(中国・成都)
5月11日(土)アジアMTB選手権ダウンヒルの決勝が中国成都にて行われ、女子は末政実緒が11回目のアジアチャンピオンに、男子は清水一輝が銀メダルを獲得した。
コースは高低差が少ないためペダリングセクションが多く、持久力が必要とされるものだった。テクニックを要求するシングルトラックはなかったが、週の前半の雨でこねられた路面がレース前日からの晴天で硬く締まり、走行ラインを間違えると轍にタイヤをとられるといった点では繊細さを要求されるものでもあった。
日本からは女子は末政、男子は清水、青木、井手川の3選手がエントリーした。互いに最速走行ラインなどの情報を共有しチームで金メダルを獲りにいった。
前日のタイム計測では女子は1位、男子は4位、5位、7位のポジション。男子のライバルはインドネシアと台湾が予想されたが、日本チームは比較的体力を温存しながら様子見のタイムだったのでどの選手も十分狙えると確信して決勝を迎えた。
女子の決勝は年々タイムを縮め成長してくるライバルや連覇の重圧をはねのけ末政が見事優勝。男子は狙い通りタイムを縮めた清水が惜しくもコンマ8秒差の2位、井手川もミスなくベストを尽くし5位となった。
Baskinta/LIB 10-14/10/2012
最高の結果とともにこのレースを終えられた事を心の底からうれしく思っています。
出場カテゴリー(エリートMEN DH、エリートMEN XCO、エリートWOMEN XCO、ジュニアMEN XCO)すべてでアジアチャンピオンを獲得できた事と、日本代表選手として参加したすべての選手がメダルを獲得できた事を誇りに思っています。選手、スタッフがチーム一丸となって勝ち取った勝利だと感じています。
2007年にも同じ会場でのアジア大陸選手権大会(以後アジア戦)が予定されていましたが情勢不安からレースが中止になり、今回の大会開催について開会式で『Dreams come true』と熱い口調でレバノン自転車競技連盟会長が語っていたのが印象に残っています。
選手団がレバノン・ベイルートに到着したのは10月9日早朝で、そこから滞在先となるホテルまで移動しました。4.5年前まで内戦をしていた爪痕が色濃く残る街を横目に会場に向かいました。今回、滞在するホテルとレース会場は別の場所にあり、ホテルからDH、XCOコースともに車で移動するほどの距離がありました。
DHのコースはスタート地点が2100mを超える高地に設置され、岩が崩れたような斜面を縫うようにコースが設定されていました。距離は1.8km。選手の情報によると前半は斜度がきつくハイスピードで、後半には斜度が緩くなりペダルを踏むコースだと言っていました。
代表の2選手はともにコースチェックをしてベストなライン、最速の走り方を相談しながら予選日を待ちました。
そして予選日当日(10月12日)。
コースがイージーな事から、ハイスピードなレースが展開されました。
予選では清水選手が1位通過、青木選手がコース中盤でのパンクがあったにも関わらず13位でゴールし、翌日の決勝に駒を進めました。
決勝当日(10月13日)、リラックスした状態でホテルを出ていきました。結果は清水選手が優勝、アジアチャンピオンの称号を獲得しました。
そして、青木選手が予選の悔しさを跳ね除ける快走で3位表彰台を獲得しました。表彰式では日本国旗2つがレバノンの青い空を飾りました。優勝の清水選手の決勝でのアベレージスピードは50.76km/hでした。
DH組の好成績にXC組も刺激を受ける事ができました。『絶対に自分達も!』そんな空気が日本チームを支配していました。
XCコースは標高1300m付近に設定されたコースで1周5.6kmの乾いた大地をうまく使ったコースになっていました。
コース前半はテクニカルなアップダウンが続き、後半は1.5kmほどのアップヒルが続く、テクニックと登坂力を問われるコース設定になっていました。
日本選手団は現地に到着翌日からコース試走を行い、ポイントとなる箇所のトレーニングを重ねていきました。
レース前のミーティングではジュニア男子が3周、女子エリートが4周、男子エリートが5周との発表があり、それぞれがレースのイメージを膨らませてレース当日を待ちました。
レース当日(10月14日)、天候は晴れ。朝9時からレースの女子エリート片山選手は早朝より準備を進め、レース本番を迎えました。
レースではスタート直後に選手同士の接触によりスポーク2本が折れるというアクシデントがあったものの先頭を譲ることなく1周を走り、テクニカルゾーンで新しいホイールに交換し再スタートをして、その後は独走に持ち込み2位に3分近い差をつけて優勝。引退を表明している片山選手にとって最高の勝利となり、自身2度目となるアジアチャンピオンを獲得しました。
男子エリートは11時のスタート。レース序盤から幸平選手が独走に持ち込み、そのまま優勝。自分は1周目後半の登りで2位になり、3位に1分の差をつけてゴールしました。
幸平選手は4度目のアジアチャンピオン獲得。兄弟でのアジア戦でのワンツーが夢だった自分にとってとてもうれしい結果となりました。
ここまで日本チームが出場カテゴリーすべてでチャンピオンを獲得している空気の中、ジュニアの前田選手がスタート準備を進めていきました。相当緊張している様子でスタートラインに並びましたが、1周目から2位のカザフスタンの選手に30秒近い差をつけて自信に満ち溢れる顔で独走を続けました。最終周では下りでトラブルが起きないように慎重に走ったとの言葉はありましたが、2位に1分近くの差をつけて優勝しました。
今回日本チームは4枚のアジアチャンピオンジャージを勝ち取り、計6個のメダルを獲得する事ができました。
信頼できる仁木メカニックと渡辺マッサ―(joe39.net)のサポート、そして各個人レベルでのこれまでの努力が実を結ぶ結果となりました。
今回チームの雰囲気は終始リラックス状態にあり、それが今回のレース結果に現れていると確信しています。今回のこの成績を維持、向上していくには個人レベルでの強化はもちろん、チームJAPANとしての組織的な活動をプラスしていく必要があると感じます。
今回アジア選手権に参加した選手、そしてスタッフには自信と誇りを持って今後の活動に活かしていってもらいたいと思っています。
チームマネージャー 山本和弘
■DHI/1.8km Official Timed Session-Result
1 SHIMIZU Kazuki JAPAN 48.9789km/h 02:12:302
2 NAJAFI BAZI Amin IRAN 48.3867km/h 02:13:921
3 TAN Hong Chun SINGAPOE 47.4176km/h 02:16:658
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13 AOKI Takuya JAPAN 42.2020km/h 02:32:612
■DHI/1.8km Finals-Result
1 SHiMIZU Kazuki JAPAN 50.7618km/h 2:07:655
2 TAN Hong Chun SINGAPORE 49.4883km/h 2:10:940
3 AOKI Takuya JAPAN 49.1367km/h 2:11:877
■XCO/WOMEN Elite 5.6Km – 4Laps
1 KATAYAMA Rie JAPAN 14.57km/h 1:33:53
2 BAI Yue CHINA 1:36:41
3 THI NHU QUYNH Dinh VIETNAM 1:47:52
■XCO/MEN Elite 5.6Km – 5Laps
1 YAMAMOTO Kohei JAPAN 17.44km/h 1:37:43
2 YAMAMOTO Kazuhiro JAPAN 1:40:14
3 GOLOVACHSHENKO Artyom KAZAKHSTAN 1:41:14
■XCO/MEN Junior 5.6Km – 3Laps
1 MAEDA Kohei JAPAN 15.76km/h 1:05:28
2 FEDOSSEVEV Artur KAZAKHSTAN 1:06:27
3 CHIANG Sheng Shan CHINESE TAIPEI 1:07:02
XCO男子ジュニア
前田公平 優勝!!
これで日本選手出場全種目で優勝の快挙です!!!