MTB-Instructor
マウンテンバイクは、1970年代半ば、アメリカで生まれました。そのマウンテンバイクはいまや世界中で注目をあびています。わずか30年前にカリフォルニアの自転車愛好者が、山道を降りるために作った自転車が、これほどまでに人気を得るとは誰も思っていなかったでしょう。オフロードを疾走する爽快感、親しみのあるフォルム、そして頑丈で、用途を選ばない・・・等々 10人の愛好者がいれば10通りの使い方があります。
マウンテンバイクの用途は千差万別、もともと遊ぶために(スポーツ)創られたものですが、その乗りやすさや頑丈さからも日本ではコミューター(移動用乗り物)として利用されることが多いようです。しかし、このマウンテンバイクをツーリングやレースといった、スポーツとしてとらえて活動している人たちも増加しています。
このように、マウンテンバイクの人気が高まるにつれ、ごく一部の愛好者から、一般層に広まり、よりポピュラーになった反面、マウンテンバイクに対する知識、交通ルールに始まるマナーなどの普及は浸透しているとは言えません。逆にマウンテンバイクに対する知識を身につければ、安全でしかも楽しく、マウンテンバイクの世界が広まっていくことと思います。
日本マウンテンバイク協会がスクールにおいて参加者に一番伝えたいことは「マウンテンバイクは楽しい」ということです。テクニックだけをコーチしたり、ルールやマナーを伝えるだけではなく、「楽しい」という雰囲気のなかで行うことが重要です。
マウンテンバイク・スクールにより、マウンテンバイクに対する幅広い知識やテクニックを学んでもらい、さらに興味を示し、今度は自分なりの楽しみを見つけてもらうこと、そしてマウンテンバイクの楽しさをわかってもらうことが、協会が一番望んでいることです。
オリンピック種目として社会的にスポーツとして認められつつも、マウンテンバイクに対する使い方の知識やマナーの浸透は立ち後れているのが現状です。マウンテンバイクを安全で楽しいスポーツとして普及させるためには、優れた指導者の活動は不可欠で、日本マウンテンバイク協会では、設立当時から指導者養成に力をいれています。
現在、協会の公認指導員(インストラクター)は全国に136名、公認普及員は29名が登録し(平成21年現在)自ら企画した講習会や協会からの派遣講習会をはじめ、IMBA(国際協会)より認定されたNMBP(ナショナル・マウンテンバイク・パトロール)の資格者としてローカルトレールの保全に活動しています。また、協会加盟の(財)日本レクリエーション協会のレクリエーション・インストラクター資格取得の際にも一部免除があるなどの特典や、公認資格の社会的位置づけの向上も図っていきます。
マウンテンバイクの正しい指導・普及に貢献できる方々のチャレンジをお待ちしています。
毎年、公認指導員(インストラクター)養成事業は、「普及・指導者養成講座」と、「公認指導員検定」が連動しています。これは講習と検定を分け、検定試験事前に十分なトレーニングと学習の時間を設けるためです。公認普及員の資格は養成講座のみで認定されますが、公認指導員(インストラクター)の資格をとるためには以下のような流れとなります。
[important]普及・指導者養成講座講習と実技指導(テクニカルテストの実施)
「普及・指導者養成講座」の修了者は公認普及員の登録資格が与えられます。
*この講座は公認指導員(インストラクター)検定の受検資格のひとつとなります。[/important]
[note]公認普及・指導者養成講座修了者を対象に公認指導員(インストラクタ)ーの資格認定を行います。
合格者は期限内に登録して資格が発生いたします。
A級資格認定にはB級取得1年以上で、協会認定が必要です 。[/note]
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