マウンテンバイクは、その使用目的により、従来の自転車よりも高い強度や、悪路での安定性、ワイドなギヤレシオ(前後のギヤの比率。オフロード用に特に設定)、強力なブレーキなどが要求されています。
(社)自転車協会では、「マウンテンバイク等安全基準」を設け、マウンテンバイクの安全性向上をねらい、以下のマウンテンバイクの定義として発表しています。
●マウンテンバイクの「定義」
安全基準におけるマウンテンバイクの定義は、荒野、山岳地帯等での高速走行、急坂登降、段差越えなどを含む広範囲の乗用に対応して、軽量化並びに耐衝撃性、走行性能および乗車姿勢の自由度等の向上を図った構造の自転車で、原則として次の仕様によるものをいいます。
- 悪路・荒地での安定のよいフラットハンドル
- サドルの調整幅が100mm以上と広く、軽量で衝撃に強い頑丈なフレーム
- 泥づまりしにくく、制動力に優れたカンチレバー形キャリパブレーキ
- 車輪径の呼び24又は26で、幅の呼び1.5以上の太いブロックパターンタイヤ
- ワイドレンジのチェンジギヤ(一般に18段、21段、24段、27段)
マウンテンバイクはMTBと略されることもあり、また、ATB(All Terrain bicycle 全地形対応型自転車)と呼ばれたこともあります。また、外見はマウンテンバイクに似ていますが、類形車と呼ばれる車種では、一般道以外の悪路、荒れ地走行の乗車を禁じている車種があります。これらは安全上(社)自転車協会では識別するステッカーなどがはられています。
MTBって何?
はじめてのMTB| 日本マウンテンバイク協会