日本マウンテンバイク協会 公認マウンテンバイク・インストラクター検定基準
平成 4年 2月 1日 制定
平成 5年10月 1日 改訂
平成 7年 2月 1日 改訂
平成 9年 4月 1日 改訂
平成10年11月 1日 改訂
平成21年11月 1日 改訂
日本マウンテンバイク協会公認指導員(インストラクター)検定規定第9条に基づき、インストラクター検定基準を次のように定める。
1)検定内容
(1)書類審査
- 日本マウンテンバイク協会ライディング・スクールの受講歴
- 技術申告
- マウンテンバイク歴
- 競技歴および成績
- ツーリング歴
- ファーストエイド/CPR(心肺蘇生処置)の講習修了証、または資格証
- レポート
・マウンテンバイクの魅力
・マウンテンバイクと自然環境
・マナー
・インストラクターとしての役割
・マウンテンバイクの将来展望
(2)実技として以下の項目を設定し、この中より検定員が任意の項目を試験課題とする。
- 基本フォーム
- 定位置への停止
- 変速
- 上り斜面の走行
- 下り斜面の走行
- 下り斜面のスラローム
- 丸太越え
- ギャップ走行
- 段差の上り下り
- スタンディング・スティル
- ジャックナイフ・ターン
- ウイリー走行
- 模擬指導
- 検定員が設定する任意な種目
- パンクからのリカバリ
- 車輪の脱着
- ブレーキの調整
- 変速の調整
- チェーン切断、接続
- サドル位置の調整
(3)学科
マウンテンバイクの一般知識、環境、歴史、装備、救急法、指導法などにより出題。
(4)個人面接
活動歴、職歴、インストラクターとしての展望、実技の審査状況、喫煙マナー、受検動機、アピールポイントなど。
2)書類審査基準
(1)審査基準
- 受検資格の確認
- マウンテンバイクの乗車技術を取得しているか。(技術申告、競技歴および成績、ツーリング歴などから判断)
- インストラクターとしての知識を有するか。(マウンテンバイクの魅力、自然環境、マナーなどから判断)
- インストラクターとしての任務を遂行できるか(企画・立案力、展望などから判断)
3)採点基準
(1)実技
- 採点のポイントは別表の通りとする。
- 各種目100点満点とし、各種目70点を合格点とする。
- 各種目へのトライは、1回のみとする。
- 実施実技種目の平均点数が70点以上であること。また、1種目でも66点に満たない種目があってはならない。
(2)学科
学科は、100点満点とし、合格基準点は80点とする。
(3)面接
指導適正に関する個人面接を行い、合否の資料とする。
4)車両規定
原則としてビンディングペダルの使用は認めない。
5)特例措置
普及・指導者養成講座修了者で、特に委員会が認める者については検定試験を免除する場合がある。