10月10日~10月14日にレバノン(パキンタ)で開催されますアジア選手権大会につきまして
以下の選手、役員の派遣が決まりましたのでお知らせします。
1.大会名:第18回MTBアジア選手権大会、第4回ジュニアMTBアジア選手権大会
2.大会期間:2012年10月10日(水)~14日(日)
3.派遣期間:2012年10月8日(月)~16日(火)
4.開催地:レバノン(パキンタ)
5.選手団:スタッフ(兼務含む)3名、選手7名
■選手
クロスカントリー
●男子エリート
山本幸平(スペシャライズド)
山本和弘(キャノンデール・ジャパン)
●女子エリート
片山梨絵(スペシャライズド・ジャパン)
●男子ジュニア
前田公平(ENDLESS/ProRide)
ダウンヒル
●男子エリート
清水一輝(AKI FACTORY TEAM)
青木卓也(ジャイアント)
●女子エリート
末政実緒(FUNFANCY/INTENSE)
■スタッフ
山本和弘(チームマネージャー兼務)
仁木康雄(メカニック)
渡辺城作(マッサージャー)
選考基準は以下のとおりとなっています。
■大会名 2012UCI/MTB世界選手権大会
■日時 2012年8月31日~9月9日
■会場 オーストリア・レオガング、ザールフェデン
■選考基準 2012年全日本選手権大会結果を受けて以下のクラスから選考。
1)ダウンヒル競技・シニアエリート男女優勝者
2) クロスカントリー競技・シニアエリート男女優勝者
3) 上記1)、2)の成績優秀者及び若手強化育成のためジュニア、U23から小委員会推薦者が選出するもの
当初、8月16日から19日の日程で行われる予定のアジア選手権は
政情不安もあるため流動的ですので、詳細は決定次第お知らせします。
2011年アジア選通信です。
2011年アジア選通信です。
2011年アジア選通信です。
男子
1位 山本幸平
2位 平野星矢
女子
2位 片山梨絵
ジュニア
男子
2位 沢田時
女子
3位 岩出愛未
★公式結果はおって発表します。
2011年アジア選通信です。
2011年アジア選通信です。
10日
試走2日目。昨日とは打って変わっての大雨、選手とスタッフ共に雨用の準備に追われた。
XC、DH共にコースは作って間もない事もあり路面が柔らかく雨によって路面状況が大幅に変わった、雨が降る中での試走だったため泥が付きにくく変速機やサスペンションにダメージを与えることなく試走を終えた。
午後からはDHのタイムドセッション、UCIランキング下位から出走し井手川が29番目、永田が30番目にスタート。
井手川が前半、永田が後半にクラッシュしてしまったが最後まで攻め続けた永田が3位、バイクにダメージが残ってしまった井手川が17位となった。
日本以外のアジア諸国はDHで確実に力を付けてきている、機材の差も少なくなり、スタッフも育ってきている。
明日はDHファイナル。日本で1、2フィニッシュを達成したい。
監督:小笠原崇裕
アジア自転車競技連合公式サイト http://www.asiancycling.com/
6月8日(水)、JAL873便にて「第17回アジアMTB大陸選手権大会・第3回アジアジュニアMTB大陸選手権大会」に挑む日本選手団が出発しました。
2011年 マウンテンバイク アジア選手権大会(中国) 日本代表選手団について
ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。
第16回アジア競技大会・広州・中国
山本選手は11月18日開催のアジア競技大会でのマウンテンバイク・クロスカントリーに参加しました。今年最後の目標となる大会のレポートをどうぞ。
■4年に一度開催されるアジア競技大会に参加してきた。
いつものレースとは違い、他競技の種目も同時に行なわれるアジア一の大きな大会だ。
行動も国から支給されたスーツやウエアに身を包み選手村へ移動をする、空港にはアジア大会特設カウンターも設けられて、セキュリティーを何度か通過しないと、たどり着けない。オリンピックと同じ感じだった。
そして、レース結果から言うと、2位で終えて来ました。
今回の会場は、中国は広州の選手村からバスにて約40分の所、ダフシャン森林公園内で行なわれました。
レースは、5.4kmを8周回する発表、予想よりも長いレースになると感じた。
コースレイアウトは、細かなアップダウンの連続するハイスピードなレイアウト。
上りも長くダラダラでは無くて、短くて急な登りが無数にあった。下りはテクニカルでは無いものの、縦の動きが出来ないと自転車をプッシュ出来ずに減速してしまうので休む事の許されない集中力が必要なコースだった。
スタート前、僕の家族を含めて日本から応援をしに来てくれた方が会場の中に入れない事が分かり、とても残念に思ってしまったが、これも安全にレースが行なわれる為のルールだと言い聞かせて、気持ちを納めてスタート位置に着いた。
11月の後半のレース。今までには無い長いシーズンの最後のレース。
身体と気持ちを高める事が、ギリギリ間に合ったと言う気持ちで不安ではなくて、やってやろう。楽しみっと言う気持ちな中だった。
スタートは、現地時間13:30.
ピストルの音と共に身体が反応していった。上手く先頭に立ち、レースを進めていく。
フィードゾーン(ボトル交換や機材交換が可能なピットエリア)が設けられており、スタート・フィニッシュ地点に1箇所、そして約2km先に2箇所目が設けられていた。
呼吸も荒れることなく冷静にレースを進めていった。1周目を全て先頭で走って皆の様子を伺った。2周目に行く時点で3人となっていた。優勝したChan Chun Hing (香港)と今年のアジア選手権大会でバトルしたWang Zhen(中国)と僕だ。
このメンバーになることは、予想していた事だったのでレースを進めやすかった。2周目に入った所で、Chan Chun Hing (香港)が先頭に立ち、ペースを上げていった。僕は3番手でレースを進めていった。後ろに付き、また様子を見ていた。2周目はハイペースだったが、皆がまとまって3周目へと入っていった、ここでWang Zhen(中国)のバイクがカチャカチャと音を出していた、後ろを走っていてもトラブルに巻き込まれそうだったので、2番手へ上がってレースを進めた。すると案の定、Wang Zhen(中国)は後退していった。後で聞くとワイヤートラブルだったとの事だった。そこからは2人勝負に持ち込まれた。4周目へ入る。僕はジッとChan Chun Hing (香港)の後ろで様子を伺って走っていた。身体の動きが先ほどよりも悪いと判断した。さぁここから僕のレースだ!!と心が湧いた。そのタイミングと同時にChan Chun Hing (香港)が下りでバランスを崩して減速した、そのちょっとした隙に交わして先頭に出て、ペースアップをした。
良し!このまま行ければ最高だ。と思っていた。5周目へ単独で入っていった、15秒くらい遅れてChan Chun Hing (香港)が来た。コンディションが最高の状態だと、このまま逃げられるのだが、その様なコンディションでは無かった。ペースを上げて見たものの伸びない、結局追いつかれてしまって一緒に走る事になった。これは2年前のアジア選手権大会とレース展開が似ていた。彼と僕は最後まで競って、ラスト1kmで僕がアタックして勝った時と。
もう、レース後半、疲れが溜まって来ている。足が攣ってしまっていた。
6周目へ入った。この周はメンタル的に弱気になっていてパワーを上手く出せなかったが7周目へ入って、気持ちを切り替えることが出来た。7周目は、絶対に勝つ。
ここへ何をしに来たのか?!そればかり言い聞かせていて、身体は疲労していたが、気持ちで走っていた。7周目後半で考えていた事、ラスト1周に入っての前半区間でアタックを掛けて、そこから自分自身でも驚くくらいのパワーみなぎる走りでゴールを目指すという事。が、実際には、フャイナルラップへ入っても身体が動かなかった。
ようやく動いたのは、第2フィードゾーンだった。ここで最後の水分補給をしてアタックをした。何とか前には出たものの、Chan Chun Hing (香港)を引き離す事は出来なかった。そこからの走りが負けに繋がってしまった。そのままハイペースを保って自分を信じて走っていけば良かったのかな~と思うのだか、ペースを少し落ち着かせてしまったのだ。その隙を見抜かれて下りから登りに差し掛かる所で後ろから強引な部分もあったが交わされてしまったのだ。あと3kmくらいの所だった。ここで前に行かれたのが参った。そこから激坂区間が続き、先頭の方が有利なのだ。僕は後方にいる為、すこしタイミングを見て走らなければいけなかった。一番の急坂ポイントでChan Chun Hing (香港)はスムーズに通過したが、僕は、少し遅れを取ってしまって、その差を縮めようと思い、ペースアップしたが、その反動で足を攣ってしまい、バイクを押さないといけない箇所が出来てしまいタイム差が出来てしまった。そこからも、勝ちを信じて前を追うが、差を詰める事が出来ないまま最後の下りへ。諦めては無いが、無情にもゴールアナウンスが聞こえた。あ~。このレースは、負けた。
今回、Chan Chun Hing (香港)と一緒に走って、感じた。僕よりも彼の方が、このレースに対する気持ちが強かった事を。一瞬の気の緩みが負けへと繋がってしまった。彼を称えると共に、僕は僕。新たな目標へと走り出す決意をしたのだ。
今回のレースは、日本代表として走る事が出来た。皆の想いを形にする事が出来なかったのが非常に残念だった。申し訳ないです。
この負けを、受け止める事と、その悔しい想いを胸に残し、更なる高みへと精進していきます。
来シーズンの 山本 幸平 も 引き続き、応援宜しくお願い致します。
男子:8周 43.2km
1 HKG CHAN Chun Hing 2:11:33.91
2 JPN YAMAMOTO Kohei 2:11:49.14
3 CHN DUAN Zhiqiang 2:14:06.59
バイク:ANCHOR XIS 9
フォーク:ROCKSHOX SID
ハンドル:Ritchey Super logic Carbon Low Rizer
ステム:OnebyESU ジェントル ステム 110mm
シートポスト:OnebyESU ムンク シートポスト ブラック
ホイル:Shimano WH-M975
シューズ:Shimano SH-M310SE
ペダル:Shimano PD-M970
サングラス:OAKLEY RADAR
ヘルメット: OGK REDIMOS
サプリメント:レース前 BCAAタブ10粒 Feタブ 2粒 Caタブ 2粒 SAVASウォーター, レース時 SAVASウォーター,レース後 SAVASアクアホエイプロテイン(アセロラ味)
●大会サイト
●日本オリンピック委員会
●日本自転車競技連盟
●cyclingnews.com
●山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2010全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)
11月12日に盛大に開会式が行われた、「第16回アジア競技大会(2010広州)」。
4年の周期で開催されるこの大会は、オリンピックとオリンピックの合間に開催される総合競技大会です。
マウンテンバイクは、前回のドーハ大会(2006年 カタール)で会場の都合により開催されなかったので、その前のプサン大会(2002年 韓国)以来の実施で、プサン大会では、竹谷賢二選手と末政実緒選手が金メダルを獲得しています。(プサン大会ではダウンヒルも開催されました)
マウンテンバイク・クロスカントリーは18日に行われ、女子は、中国に1,2。片山は3位となりました。
男子では、山本が終始トップを争った香港のチャンに15秒差で惜敗した。
女子:6周 32.4km
1 CHN REN Chengyuan 1:46:35.82
2 CHN SHI Qinglan 1:53:07.99
3 JPN KATAYAMA Rie 2:01:15.63
5 JPN NAKAGOME Yukari 2:06:10.94
男子:8周 43.2km
1 HKG CHAN Chun Hing 2:11:33.91
2 JPN YAMAMOTO Kohei 2:11:49.14
3 CHN DUAN Zhiqiang 2:14:06.59
4 JPN HIRANO Seiya 2:19:49.32
会場
ダフシャン(大老山)森林公園 1周5.1km
●大会サイト
●日本オリンピック委員会
●日本自転車競技連盟
●cyclingnews.com