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山本幸平|今週もレースを走ってきました!

ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。



Cyprus Sunshine Cup #1 – Voroklini, Larnaca

山本選手はタイでのトレーニング・キャンプを終えて、新シーズン最初のレースとしてキプロスのクラス1大会に参加しました。シーズン最初の大会レポートをどうぞ。

■2011年シーズンの開幕戦を走り終えた。昨年と同じ流れだ。
今年の初レースとあって、どうもレース感が研ぎ澄ませれてはいないが、ワクワク感とやってやる感は、しっかりと感じながらスタートラインにいた。
新たな自転車やパーツ、ウエアにヘルメット、サングラス、すべてが新鮮だ。
今年からルール変更があり、競技時間が1時間30分~1時間45分で1周回も短めでテクニカルにしないといけないと言うルールになった。
去年とは少しコースが変更になっているが、大きな変更はなくコースに対して不安はなかった。スタートはUCIランキング順で5番目にコールされた。

1列目からのスタートだったのでスタートは難なくいいポジションでスタートした。が、そこからのポジション取りに大きなパワーを使うことになり、うまく身体を動かせなかったので後退していった。前に行きたいと思うが、踏めなかった、もどかしさ、まだインターバルトレーニングを行っていなかったからと言う事も響いていると感じる。
今年初のレースともあって、スタッフとのフィードゾーンでの連携も練習していかなければならない事もあった。
4周回目までは、身体にキレはないものの、レースはしていたが、ラスト2周回はパッタリと身体が止まってしまった。でも、やっぱりレースでしか感じられない身体への負荷や思い、身体の使い方。これだよね!これ!
レースをこなしていくことで僕は成長できるのだと感じた。

初戦、どういう走りができるのか僕自身もわからなかったので、今回の結果は結果として、身体の使い方を重視して次のステップへ繋げていかなければならないと思う。レース直後は、何か気持ちが悔しさでいっぱいになったが、この気持ちが出てきてくれた僕に、来週の期待感が出来て、やる気が湧いてきた、こんな所で走っているようでは、日本の皆に期待されないで終ってしまう。毎日、少しの成長で良いので、成長を感じながら過して行こうと思う。

今年が始まった!レースレポートを書く日々も始まった。
今年も応援よろしくお願いいたします!!


Cyprus Sunshine Cup #1 – Voroklini, Larnaca
男子:
1 AUT19800308 KARL MARKT FELT OTZTAL X-BIONIC 1:49:35,108
2 SWE19850504 EMIL LINDGREN RABOBANK GIANT OFFROAD TEAM 1:49:55,420
3 SUI19870718 FABIAN GIGER RABOBANK GIANT OFFROAD TEAM 1:50:22,592
24 JPN19850820 KOHEI YAMAMOTO ANCHOR 1:56:09,535


バイク:ANCHOR XIS9
コンポーネンツ:SHIMANO XTR
フォーク:SR SUNTOUR AXON 100mm
ハンドル:OnebyESU
ステム:OnebyESU
シートポスト:OnebyESU
サングラス:OAKLEY Radar
ヘルメット: Kabuto Redimos
ウエア:Wave One
インナー:CRAFT
インソール:ERGOMOTION 友永さん特注
サプリメン:SAVASレース中ボトル Savas Sports Water,
補給 Savas PIT INリキッド,レース後 Savas Power Amino2500 6粒

大会サイト
山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2010全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)




UCI(国際自転車競技連合)は2011年度に適用する競技規則の変更を公表しました。


この競技規則変更は、2010年のワールドカップ終了後にプロチームや主催者、メディアなどとのアンケート等による調査を踏まえたもので、大きくはクロスカントリーの競技時間の短縮、新種目クロスカントリー・エリミネーター(500m-1kmの距離で、最大6名による勝ち抜き戦で、4クロスのクロスカントリー版のように進めるもの)のワールドカップでの採用。また、クロスカントリー・マラソンのシリーズ化など、同じクロスカントリーでも長距離系、短距離系を明快にしています。国内の公認大会でも設定される競技時間などの変更がある予定。


新競技規則(概要抜粋)
4.2.001 クロスカントリー(オリンピック形式)の競技時間
男子ジュニア  1.00(最短) 1.15(最大)
女子ジュニア  1.00   1.15
男子U23     1.15   1.30
女子U23     1.15   1.30
男子エリート   1.30   1.45
女子エリート   1.30   1.45
男子マスターズ 1.15   1.30
女子マスターズ 1.15   1.30

原本は、http://www.uci.ch のマウンテンバイクから

原文
Modifications to mountain bike regulations
Date:15.12.2010

Following the results of the off-road survey (endurance and gravity) carried out by the International Cycling Union (UCI) last September and published on its website, the UCI has modified its mountain bike regulations.
To ensure that our stakeholders are informed of these modifications immediately, a document containing the changes to the regulations has been published on the UCI website. The amendments appear in red, and the original version is the English document.
The mountain bike regulations will not be subject to any further changes as far as content is concerned; only the lay-out will be adjusted. This final version will be published in English and French on the UCI website by mid-January 2011.
The new UCI Mountain Bike Regulations come into force on 1st January 2011.

UCI Communication Services

末政実緒 | 世界一を目指して

バイクトライアルの世界選手権で優勝。その後マウンテンバイクのダウンヒルにチャレンジ。国内、アジアのタイトルの他、2001年にはジュニア世界選手権で優勝、脚光をあびて以来UCIワールドカップにもフル転戦。トップライダーとして常に注目されています。
このコーナーでは末政選手のレポートでダウンヒル・レースシーンを追いかけます。



2010年インドネシア選手権大会(ルブリンガル 20101113-14)

国内シリーズも最終市、一段落の末政選手にはインドネシアからの招待レースに参加しました。末政実緒(兵庫/Team FUNFANCY/INTENSE)選手のレポートをどうぞ。


***末政実緒 レースレポート***
大会名:インドネシア選手権大会
開催地:インドネシア・ルブリンガル
開催日:2010年11月13-14日
順位:オープンクラス1位(女子総合1位タイム)
バイク:INTENSE 951
**********

オフシーズンに入り一段落着いた頃、11月13-14日インドネシアで開催されるインドネシア選手権出場のお誘いがあり、ここ数年ライダーのレベルが急成長し、そして最近ダウンヒルブームだと言われているインドネシアのダウンヒル事情を知る良い機会だと思い、レースに出る事にしました。

これまでアジア選手権でアジア諸国でレースをしたとこがありますが、国内戦は初めて。これからどんな事があるのだろうかと期待と不安で日本を発ちました。
インドネシアの首都ジャカルタに到着後スマトラ島へ飛行機で移動しました。出発直前のゲート変更で乗客ほとんどの荷物が届かずロストバゲージ。。。
いきなりのハプニングでしたが、翌日には荷物が届くということで一安心し、会場へ向かう車に乗り込みました。
時間の関係で会場から離れた空港に飛んだので3時間ほどのドライブ。迎えに来ていた政府関係者の車を示す赤いナンバーの車に乗り込み、ちょっとVIP気分になったのもつかの間、ガタガタ道の曲がりくねった峠を猛スピードで走る車に乗っていた人はほぼ車酔い。後々聞くと峠には山賊がよく出るらしく急いで車を走らせていたらしく、政府関係者の車に迎えが来ていた理由が分かった気がしました(苦笑)
ハプニング続きでしたが、無事にホテルに到着し翌日にはバイクも届き気を取り直してと思い意気込んでいたら、エントリーがされていないというまたまたハプニングが起きましたが、さすが臨機応変の国だけにほぼ前日エントリーでも問題なく出来てホッとしました。

コースはジャングルのシングルトラックでゆるい斜面がメインでした。中盤には観戦スポットの岩盤の下りがあり、再びシングルトラックへ。後半は特に平らで途中登りもありかなり体力のいるコースで、インドネシアのライダーからも「ここのコースは…。もっと他にいっぱい急斜面のコースあるよ」と声が。
しかも、雨期で毎日スコールが降りコースは乾く事がなく路面はゆるい状態で、土も独特でとても粘りっけがありまとわりつく感じでした。

ロストバゲージで1日練習が出来ず数本の試走のみでシーディング日を迎えることになりました。
普通レースの前には試走時間があり、スケジュール表にもありましたがスケジュールの都合かないままレースが始まりました。今まで色んなレースに出場しましたが、レース前に試走がないのは初めてのように思います。
よくある事なのかインドネシアのライダーは至って冷静で不満の声や苦情もなく、彼らの強さを感じられてような気がしました。
シーディングランはもちろん、決勝もなしで戸惑いましたが、レースでは全力で走るのみ。
シーディングは少し乾き始めて滑りやすい状態で慎重に走り1位。
翌日の決勝は前夜に雨が降った影響でドロドロ。泥で漕ぎがめちゃめちゃ重くて登りでは止まりそうなほどでしたが、なんとか漕ぎ続け乗り切りました。
観戦スポットには大勢の観客が集まっていて、歓声も上がりワールドカップのような盛り上がりでした。
エリート女子はインドネシア人しかエントリー出来ず、オープン女子クラスも元々なかったのでどのクラスにエントリーされるのか分かっていませんでしたが、最終的にはオープンクラス女子が出来て1位のみの表彰でしたが、表彰してもらいました。

ハプニングの連続でしたが、新しい体験や現地のライダーとのふれ合いが等、とても良い経験が出来ました。
国が変わればレースの形も違いますが、この国のライダーもマウンテンバイクが大好きというのは同じだなと思いました。
マウンテンバイクに国境なし、これからも色んな国に行って色んなライダーと会い、一緒にマウンテンバイクを楽しみにたいと思ったそんな旅でした。

末政実緒さんのホームページ

山本幸平|今週もレースを走ってきました!

ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。



第16回アジア競技大会・広州・中国

山本選手は11月18日開催のアジア競技大会でのマウンテンバイク・クロスカントリーに参加しました。今年最後の目標となる大会のレポートをどうぞ。

■4年に一度開催されるアジア競技大会に参加してきた。
いつものレースとは違い、他競技の種目も同時に行なわれるアジア一の大きな大会だ。
行動も国から支給されたスーツやウエアに身を包み選手村へ移動をする、空港にはアジア大会特設カウンターも設けられて、セキュリティーを何度か通過しないと、たどり着けない。オリンピックと同じ感じだった。

そして、レース結果から言うと、2位で終えて来ました。
今回の会場は、中国は広州の選手村からバスにて約40分の所、ダフシャン森林公園内で行なわれました。
レースは、5.4kmを8周回する発表、予想よりも長いレースになると感じた。
コースレイアウトは、細かなアップダウンの連続するハイスピードなレイアウト。
上りも長くダラダラでは無くて、短くて急な登りが無数にあった。下りはテクニカルでは無いものの、縦の動きが出来ないと自転車をプッシュ出来ずに減速してしまうので休む事の許されない集中力が必要なコースだった。

スタート前、僕の家族を含めて日本から応援をしに来てくれた方が会場の中に入れない事が分かり、とても残念に思ってしまったが、これも安全にレースが行なわれる為のルールだと言い聞かせて、気持ちを納めてスタート位置に着いた。
11月の後半のレース。今までには無い長いシーズンの最後のレース。
身体と気持ちを高める事が、ギリギリ間に合ったと言う気持ちで不安ではなくて、やってやろう。楽しみっと言う気持ちな中だった。
スタートは、現地時間13:30.
ピストルの音と共に身体が反応していった。上手く先頭に立ち、レースを進めていく。
フィードゾーン(ボトル交換や機材交換が可能なピットエリア)が設けられており、スタート・フィニッシュ地点に1箇所、そして約2km先に2箇所目が設けられていた。
呼吸も荒れることなく冷静にレースを進めていった。1周目を全て先頭で走って皆の様子を伺った。2周目に行く時点で3人となっていた。優勝したChan Chun Hing (香港)と今年のアジア選手権大会でバトルしたWang Zhen(中国)と僕だ。
このメンバーになることは、予想していた事だったのでレースを進めやすかった。2周目に入った所で、Chan Chun Hing (香港)が先頭に立ち、ペースを上げていった。僕は3番手でレースを進めていった。後ろに付き、また様子を見ていた。2周目はハイペースだったが、皆がまとまって3周目へと入っていった、ここでWang Zhen(中国)のバイクがカチャカチャと音を出していた、後ろを走っていてもトラブルに巻き込まれそうだったので、2番手へ上がってレースを進めた。すると案の定、Wang Zhen(中国)は後退していった。後で聞くとワイヤートラブルだったとの事だった。そこからは2人勝負に持ち込まれた。4周目へ入る。僕はジッとChan Chun Hing (香港)の後ろで様子を伺って走っていた。身体の動きが先ほどよりも悪いと判断した。さぁここから僕のレースだ!!と心が湧いた。そのタイミングと同時にChan Chun Hing (香港)が下りでバランスを崩して減速した、そのちょっとした隙に交わして先頭に出て、ペースアップをした。
良し!このまま行ければ最高だ。と思っていた。5周目へ単独で入っていった、15秒くらい遅れてChan Chun Hing (香港)が来た。コンディションが最高の状態だと、このまま逃げられるのだが、その様なコンディションでは無かった。ペースを上げて見たものの伸びない、結局追いつかれてしまって一緒に走る事になった。これは2年前のアジア選手権大会とレース展開が似ていた。彼と僕は最後まで競って、ラスト1kmで僕がアタックして勝った時と。
もう、レース後半、疲れが溜まって来ている。足が攣ってしまっていた。
6周目へ入った。この周はメンタル的に弱気になっていてパワーを上手く出せなかったが7周目へ入って、気持ちを切り替えることが出来た。7周目は、絶対に勝つ。
ここへ何をしに来たのか?!そればかり言い聞かせていて、身体は疲労していたが、気持ちで走っていた。7周目後半で考えていた事、ラスト1周に入っての前半区間でアタックを掛けて、そこから自分自身でも驚くくらいのパワーみなぎる走りでゴールを目指すという事。が、実際には、フャイナルラップへ入っても身体が動かなかった。
ようやく動いたのは、第2フィードゾーンだった。ここで最後の水分補給をしてアタックをした。何とか前には出たものの、Chan Chun Hing (香港)を引き離す事は出来なかった。そこからの走りが負けに繋がってしまった。そのままハイペースを保って自分を信じて走っていけば良かったのかな~と思うのだか、ペースを少し落ち着かせてしまったのだ。その隙を見抜かれて下りから登りに差し掛かる所で後ろから強引な部分もあったが交わされてしまったのだ。あと3kmくらいの所だった。ここで前に行かれたのが参った。そこから激坂区間が続き、先頭の方が有利なのだ。僕は後方にいる為、すこしタイミングを見て走らなければいけなかった。一番の急坂ポイントでChan Chun Hing (香港)はスムーズに通過したが、僕は、少し遅れを取ってしまって、その差を縮めようと思い、ペースアップしたが、その反動で足を攣ってしまい、バイクを押さないといけない箇所が出来てしまいタイム差が出来てしまった。そこからも、勝ちを信じて前を追うが、差を詰める事が出来ないまま最後の下りへ。諦めては無いが、無情にもゴールアナウンスが聞こえた。あ~。このレースは、負けた。
今回、Chan Chun Hing (香港)と一緒に走って、感じた。僕よりも彼の方が、このレースに対する気持ちが強かった事を。一瞬の気の緩みが負けへと繋がってしまった。彼を称えると共に、僕は僕。新たな目標へと走り出す決意をしたのだ。

今回のレースは、日本代表として走る事が出来た。皆の想いを形にする事が出来なかったのが非常に残念だった。申し訳ないです。

この負けを、受け止める事と、その悔しい想いを胸に残し、更なる高みへと精進していきます。

来シーズンの 山本 幸平 も 引き続き、応援宜しくお願い致します。


男子:8周 43.2km
1 HKG CHAN Chun Hing 2:11:33.91
2 JPN YAMAMOTO Kohei 2:11:49.14
3 CHN DUAN Zhiqiang 2:14:06.59


バイク:ANCHOR XIS 9
フォーク:ROCKSHOX SID
ハンドル:Ritchey Super logic Carbon Low Rizer
ステム:OnebyESU ジェントル ステム 110mm
シートポスト:OnebyESU ムンク シートポスト ブラック
ホイル:Shimano WH-M975
シューズ:Shimano SH-M310SE
ペダル:Shimano PD-M970
サングラス:OAKLEY RADAR
ヘルメット: OGK REDIMOS
サプリメント:レース前 BCAAタブ10粒 Feタブ 2粒 Caタブ 2粒 SAVASウォーター, レース時 SAVASウォーター,レース後 SAVASアクアホエイプロテイン(アセロラ味)

大会サイト
日本オリンピック委員会
日本自転車競技連盟
cyclingnews.com
山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2010全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)

11月12日に盛大に開会式が行われた、「第16回アジア競技大会(2010広州)」。
4年の周期で開催されるこの大会は、オリンピックとオリンピックの合間に開催される総合競技大会です。
マウンテンバイクは、前回のドーハ大会(2006年 カタール)で会場の都合により開催されなかったので、その前のプサン大会(2002年 韓国)以来の実施で、プサン大会では、竹谷賢二選手と末政実緒選手が金メダルを獲得しています。(プサン大会ではダウンヒルも開催されました)


マウンテンバイク・クロスカントリーは18日に行われ、女子は、中国に1,2。片山は3位となりました。
男子では、山本が終始トップを争った香港のチャンに15秒差で惜敗した。

女子:6周 32.4km
1 CHN REN Chengyuan 1:46:35.82
2 CHN SHI Qinglan 1:53:07.99
3 JPN KATAYAMA Rie 2:01:15.63
5 JPN NAKAGOME Yukari 2:06:10.94

男子:8周 43.2km
1 HKG CHAN Chun Hing 2:11:33.91
2 JPN YAMAMOTO Kohei 2:11:49.14
3 CHN DUAN Zhiqiang 2:14:06.59
4 JPN HIRANO Seiya 2:19:49.32

会場
ダフシャン(大老山)森林公園 1周5.1km

大会サイト
日本オリンピック委員会
日本自転車競技連盟
cyclingnews.com




UCI(国際自転車競技連合)では、この秋にマウンテンバイクの競技に対しての調査を行い、これらを元に2011年度から新たな企画などを立ち上げるとしています。


調査は、各国連盟、登録チーム、選手、オーガナイザー、スポンサー、メディアなど約4000名から行われ、大きくエンデュランス(クロスカントリーなど)とグラビティ(ダウンヒルなど)という2種に分けて行われました。


エンデュランスではワールドカップでエリミネータレースを盛り込むなどの案があり、既に発表されているUCI登録チーム制度の変更などもあり、これらによる規則などの変更も行われる予定です。


UCI News 01.10.2010
Mountain Bike: UCI publishes survey of off-road disciplines より


2011カレンダーはこちら

山本幸平|今週もレースを走ってきました!

ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。



2010 ACC マウンテンバイク・アジア選手権大会 韓国・チェチョン20100928
今回は、年一回あります、各大陸ごとの選手権。今年のアジアは韓国での開催となりました。山本選手のレースレポートをどうぞ。


Photo by ACC

■今回のレースは、僕にとってUCIポイントを少しでも多く獲得する事が大切なレースでした。世界選手権が終わってから、限られた期間しかなかったのでコンディションを作る事が難しかったのですが、気持ちと経験で今回の遠征も、もの凄く勉強になった数日間となりました。
レース&コースは、1周6KMを4周回で争い、初めは急なアップダウンの連続で進んで行き中盤の区間はインナーローに入ってしまうくらいの急な斜度が続くクライマー向きのコース、そして、下りはびっくりな直線下り。約20分くらいを上り基調で進んできて、この下りには参った。回復時間が短くて、面白くない下り。そして、下ってからは、アウターで踏んでいく平坦区間を走り、スタートゴール地点へ戻ってくる。1周が約24分で回る長めのコースだった。

展開は、スタートは久しぶりに失敗をしてしまった。加速が出来ずに集団に囲まれてしまったが、経験がある為、焦らず進めていって、半周するころには先頭集団になり2番手で進めていく、カザフスタン、僕、セイヤ、2位だった中国人。登りの終わり区間でセイヤが先頭に立ち、僕が2番手、下りを終えると自然と2人パックで走って、協力体制へ入る。
余裕を持って2人で進めて行き、日本にとって有利な展開へ持っていく、そこに2周目に入ってから中国人が追いついてきた。が、なにも焦る必要は無い。こちらは2人居るし対応できる力を持っていた。2周目の後半で、少し先頭を走っていると後方と差がある事を確認出来た為に、ペースアップ。元々3周目からレースを動かせようと決めていたのでベストなタイミングだった。ここで単独で行こうと思ってペースを上げて走るが、意外と差が出来なかった。走れて居ないのは分かっていたが、切れ味無い走りに焦りを少し感じた。唯一、2位になった中国人が着いてきて、追いついてきた。呼吸は荒いが、しっかりと身体を使えていて、マウンテンバイクは進んでいた。彼は登りが僕よりも、今日は速いと感じていたので、何としても前では登らせたくなかったので、抜かれないように注意をして進ませていった。が、登りきり手前で前に行かれてしまい、もの凄く辛かったが、ここで離させると負けだと思い、ここは、頑張った。このレースで一番追い込んだ所だった。そして、一緒に下りを走って行く、下りでは、今日は僕の方が速いと感じることが出来た。

そして、ラストラップへ、ここで、彼がアタックをかけてきた。参った。ここでは、僕の身体は反応してくれなかった、今のコンディションでは対応仕切れていない、悔しかった、このときに、感じた気持ちは、今後のレースで生かしていく。
で、差が開いたのだが、そこから僕も踏み続けた事もあり、思っていたよりも差が開かないままゴールへ進んでいった。下り終わってコーチから言われた40秒差。が、何故か負けたととは思えなかった、だから必死で走り続けていた、すると、ビックリする光景が飛び込んできた。ラスト500mのフィードゾーン地点の前に彼が居たのだ。見ると、後輪がパンクしているのだ。信じられない光景だったが、僕は、彼の横を通過していった、疲れとかは、何も無い。吹っ飛んだ。
こんなにも幸運があるとは・・・。怖いよ。でも、勝ちは勝ち。レースだからね。
僕自身もビックリしたまま、後は、ゆっくりと走ってゴールラインをバイクを担いで通過した!!

今回もまた、沢山の事を学べた。コンディションの悪い中で、どうレースをするのか。
取り組む姿勢は、どうなのか。すべてを吸収できる心を持って過ごしていこうと思っております。
11月のアジア大会までには、しっかりと練習できる時間がある為、広州では、自分自身でも納得の行くレース内容で勝って日本に金メダルを持って帰って来たいと思う。



The 16th Asian Mountain Bike Championships (KOR) 20100926-29
クロスカントリー(男子エリート)

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 JPN19850820 YAMAMOTO Kohei JPN 1:37:37
2 CHN19890626 WANG Zhen CHN 1:38:22
3 CHN19840401 DUAN Zhiqiang CHN 1:38:41


バイク:ANCHOR XHM9 RS
フォーク:ROCKSHOX SID World Cup
ハンドル:Ritchey Super logic Carbon Low Rizer
ステム:OnebyESU ジェントル ステム 120mm 
シートポスト:OnebyESU ムンク シートポスト ブラック
ホイル:Shimano WH-M975
シューズ:Shimano SH-M310SE
ペダル:Shimano PD-M970
サングラス:Adidas Adivista
ヘルメット: OGK MOSTRO VIGOR
サプリメント:レース前 BCAAタブ10粒 Feタブ 2粒 Caタブ 2粒 SAVASウォーター, レース時 SAVASウォーター,レース後 SAVASアクアホエイプロテイン(アセロラ味)



アジア競技連合サイト(リザルトなど)
山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2010全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)

末政実緒 | 世界一を目指して

バイクトライアルの世界選手権で優勝。その後マウンテンバイクのダウンヒルにチャレンジ。国内、アジアのタイトルの他、2001年にはジュニア世界選手権で優勝、脚光をあびて以来UCIワールドカップにもフル転戦。トップライダーとして常に注目されています。
このコーナーでは末政選手のレポートでダウンヒル・レースシーンを追いかけます。




2010 UCI マウンテンバイク世界選手権大会( カナダ・モンサンタン 20100905)

国際レースシーン、今シーズンの最終、締めくくりとなる世界選手権大会。今年はカナダのモンサンタンで行われました。ワールド・カップを毎年開催し過去世界選手権も行われている伝統的な会場。末政実緒(兵庫/Team FUNFANCY/INTENSE)選手のレポートをどうぞ。

***末政実緒 レースレポート***
大会名:2010 UCI MOUNTAIN BIKE&TRIALS WORLD CHAMPIONSHIP
開催地:カナダ・ケベック州 モンサンタン
開催日:2010年9月1日-5日
順位:DHシニア女子5位
使用バイク:INTENSE 951

ワールドカップではお馴染みのカナダ・モンサンタン、1999年初めてマウンテンバイクのワールドカップに出場した思い出の地であり、2002年から毎年欠かさず出場している会場でもあります。
世界選手権は1998年に開催され、ちょうど私がマウンテンバイクを始めた年でその当時は雑誌の中の世界選手権でしたが、今回は自分が出場するモンサンタンの世界選手権大会となりました

ワールドカップ最終戦アメリカ大会の決勝翌日にコースウォーキングがあり、その翌日火曜日から試走と日程が詰まっていて慌ただしかったですが、ダウンヒルの決勝は日曜日だったので徐々に落ち着いて走れるようになりました。

山頂のゴンドラ駅からスタートするコースは、全長約3kmと最近のコースにしては長く、シングルトラック、ガレたハイスピードのセクション、岩盤のシングルトラックなど様々なセクションがあり、大きなジャンプ等はないものの体力も技術もいるクラッシックなダウンヒルコースでした。
そして、週の前半路面は今までに例のないぐらい乾き深い砂になり地面がゆるくなっていましたが、金曜日頃から天気が悪くなり雨が降ったり止んだりし路面はしまり、いつものような黒土のツルツルと滑る路面と変化していきました。



・タイムドセッション(木曜日)
世界選手権には予選がなく、どのライダーも決勝を走る事になるのですが、木曜日に参考の為、計測のテスト?の為にタイムドセッションがありました。
決勝には一切関係なく、ただタイムを測るだけなので、ある程度ペースを上げて走る選手、様子見の選手と様々でした。
タイムドセッションまでまだ一度もノンストップで走った事がなく、そしてコースもまだ全て攻略出来ていなかったので、あまりペースを上げられずタイムドセッションは8位でした。

1. MOSELEY Tracy
2. JONNIER Sabrina
3. RAGOT Emmeline
4. ATHERTON Rachel
5. KINTNER Jill
8. SUEMASA Mio



・決勝(日曜日)
アメリカからハリケーンがきていた影響か風が強く、雨も夜の間にまとまった量が降り、朝も降ったり止んだりでコロコロ変わりやすいお天気でした。
前日の練習中にも雨が降ってたものの、その時はまだコースに水分が多く走りやすかったのですが、朝の試走では滑りやすい路面になっていて走りづらく、さらに強風が走りにくさに拍車をかけ朝の試走はあまり良い印象を得る事が出来ず決勝を待つのみとなってしまいました。

試走が始まってから雨は止み、決勝も午後からだったので風通しの良いところは徐々に乾いてきました。
しかし、スタート台に立つと無情にも雨が降り始めてしまいました。
今年のワールドカップでは雨のレースであまり良いレースが出来ていなかったので、雨が降っているのを見たときは一瞬緊張しましたが、集中していたおかげかあまり雨が気にならずスタートする事が出来ました。
バイクも身体も良く動きスムーズに走れていていましたが、だんだんと攻めきれていない感じがしてきました。
しかし、路面コンディションもあまり良くないように感じたので一定のスピード、リズムを保ち走り続ける事にしました。
後半の滑りやすくなったシングルトラックも上手くこなす事が出来て、最後まで大きなミスもなくゴールし暫定1位に。
先にホットシートに座っていたワールドカップ最終戦の勝者レイチェル・アサートン選手のタイムを更新出来たのはとても嬉しかったですが、その後トレーシー・モーズリー選手にホットシートの座を譲ることになり、最終的に5位で決勝を終えました。

1. MOSELEY Tracy
2. JONNIER Sabrina
3. RAGOT Emmeline
4. PUGIN Florian
5. SUEMASA Mio

リザルト
女子エリート


苦戦が続いた今シーズンですが、ワールドカップ最終戦アメリカ大会に引き続き今回も自分の力を発揮し気持ちの良いレースをする事が出来ました。
ワールドカップ、世界選手権は終わりましたが、これからジャパンシリーズ富士見大会、韓国でのアジア選手権、ジャパンシリーズ最終戦瀬女大会と続きます。
アジアタイトル、ジャパンシリーズタイトルがきっちり獲得出来る様、最後まで気を抜かずきっちり決めていきたいと思います。

世界選手権応援ありがとうございました!

Team FUNFANCY/INTENSE
末政実緒

FUNFANCY
RINGOROAD
OAKLEY
FOX Racing Shox
ALEXRIMS
SDG
REV5

Freecaster
世界選手権大会WEBサイト
末政実緒さんのホームページ

山本幸平|今週もレースを走ってきました!

ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。



2010 UCI マウンテンバイク世界選手権大会 カナダ・モンサンタン 20100904
アメリカのワールドカップで調子をあげていた山本選手は、そのままカナダに入り世界選手権大会に挑戦しました。では、山本選手のレースレポートをどうぞ。


■今回は、カナダ・ケベック州 モンサンタンにて2010年マウンテンバイク世界選手権大会が9月4日に行われました。
世界一を決めるレース。普段のレースでは、それぞれが所属しているチームジャージで走るのだが、今回は、国の代表として、僕達は日本代表ジャージを着て走ったのだ。
今年は、前半シーズンに怪我や気持ちの面で崩れてしまい、なかなか思い描く様な日々を過ごす事が出来なかった。だが、そこから学ぶ事も多かったのが事実。今は、とても有り難い経験をさせてもらったと感謝しているくらいだ。今回のレースに向けて、4週間前から身体を作り上げていってベストな状態でレースに挑む準備が出来た。これは、毎週レースに参加している事から出来るコンディショニングだ。9月4日にベストを持って行く事に集中できる環境を与えてくれている事に感謝すると共に、これからも、理解をしてもらいたいと強く思う次第だ。

レース当日は、いつも通りの行動をして、とくに特別な事はしない様にした。唯一心がけていた事は、あまりインターネットをレース前にはしないって事くらいかな。頭の中をスッキリした状態で挑みたいから。色々な情報を見たくないって事かな。
で、3時間半前にはオリーブオイル&塩&パスタの最高の組み合わせで美味しく頂き、45分の昼寝をして、会場へ1時間半前に移動を開始した。天候は、曇り時々雨。路面状況は、マッドコンディションでは無いが、少し緩くなっている部分もある、事前にあった、女子レースの状況を聞いて、ドライタイヤをチョイス。コースは、とてもバランスの良いMTBコースって感じで、シングルトラック率が多くあり、抜かそうと思うと、かなりのパワーを必要とする事、あとは、数箇所で集中して下らないと転倒の恐れがあるテクニカル面も充実していた。レースは、スタートループ2周+6周で行われた。

スタート位置は、3列目だった。今までのレースでポイントを獲得していたお陰だ。
最高の位置だった。気持ちは、いつもよりハイになっている事を感じ取っていたし、興奮していた。でも、良い方向の緊張感だし、この日を待っていたとやる気に満ちていた。久しぶりに闘志が溢れてきた。スタート音と共に加速、良い反応で進み身体や自転車のぶつかり合いはあったものの、上手く流れに乗って進み第2コーナーへ、そこで先頭のすぐ後ろで落車発生。僕は、そこの後ろだったので巻き込まれずに、何とか押して交わす。
先頭とは差が開き変な感じだったが、後ろから勢い良くアブサロン選手が来て、僕を交わしていく、アブサロンも転倒したんだと思うと同時に良いポジションで走っていると確認できた。アブサロン選手には着いて行く事が出来なかったが、上手くペースを保ちレースを進ませる事が出来ていた。身体の動きも良い。スタートループ1周目が終わりスタートループ2周目へ、意外と混乱が無く、先頭集団は前に行ってしまっているし、後ろから追ってくるライダーも意外と居ないので、変な感じだった。でも、前にもっともっと。

天候が、雨が降ったり止んだりを繰り返していて路面状況が変化していったが、全て落ちついて対応できていた。スタートループ2周目を終え、ようやく本コースへ!!
残念な事に、周りに選手の集団が無い、いつもなら沢山ライダーが居るのだが、今回は、限られたナショナルメンバーの参加だから混雑が少なく感じた。1周目を終えて、数名に抜かれているが、パンクなどのトラブルで遅れているライダーも居るため順位は変化していなかったと思う。2周目、3周目に、スタートループの勢いが、止まってしまい苦しい場面が訪れていたが、日本チームの皆が応援とアドバイスをくれて、何とか大きなペースダウンにはならないでレースを進ませる。


4周目へ入る、もう後半だ。ここから前に前に気持ちを持って行く事が上位への分かれ道。
それを分かっているのだが、ペースを上げることは出来なかった、しかし無駄が無いミスの無いラインや走りが出来ている事を感じている、前には、数名見える。ラスト2周。
気持ちは、崩れない。1人のライダーと競ってレースが進んでいく。ラスト1周。
前に前に、自転車を進ませる事を考えて追い込んで走る。温かい声援が沢山聞こえる。
最後まで追い込む。大きなトラブル無く、力を出し切ってゴールラインを通過する事が出来た。思い描いていた事。清清しい気持ちでゴールラインを通過できたことに満足感を感じる。順位も28位と目標を達成できた。
やはり、もっと上位へ行く為には、やらなければ行けない事がある。でも、それを感じているし、時間が必要。今回の目標は達成出来たので、今は、嬉しい。
これからしていかなければいけ無い事。それは、日々感じて、日々成長。
このレースで感じた気持ちを、大切にして、僕、山本幸平として、どう生きるか。
今後の僕を、これからも期待して応援してもらいたいと思います。

ありがとう!!


2010 UCI Mountain Bike World Championships (CAN) 20100904
クロスカントリー(男子エリート)

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 ESP19780824 HERMIDA RAMOS ESP 1:52:26
2 CZE19850108 KULHAVY Jaroslav CZE +00:29
3 RSA19870916 STANDER Burry RSA +01:10
28 JPN19850820 YAMAMOTO Kohei JPN +10:18



バイク:ANCHOR XHM9 RS
フォーク:ROCKSHOX SID World Cup
ハンドル:Ritchey Super logic Carbon Low Rizer
ステム:OnebyESU ジェントル ステム 120mm 
シートポスト:OnebyESU ムンク シートポスト ブラック
ホイル:Shimano WH-M975
シューズ:Shimano SH-M310SE
ペダル:Shimano PD-M970
サングラス:Adidas Adivista
ヘルメット: OGK MOSTRO VIGOR
サプリメント:レース前 BCAAタブ10粒 Feタブ 2粒 Caタブ 2粒 SAVASウォーター, レース時 SAVASウォーター,レース後 SAVASアクアホエイプロテイン(アセロラ味)



●・大会公式サイト
男子エリート・リザルト
山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2010全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)


2010世界マウンテンバイク選手権大会 カナダ・モンサンタン 8/30-9/5

●ダウンヒル・男子エリート 9/5

このクラスには永田隼也が怪我で欠場のため青木卓也が唯一参加。難コースを走破して50位となった。優勝は、オーストラリアのサム・ヒルが2007世界選手権以来のタイトルを取った。

1:HILL Samuel AUS19850721 4:37.93
2:SMITH Steve CAN19891125 4:40.56
3:MINNAAR Greg RSA19811113 4:40.93
50:AOKI Takuya JPN19850318 5:10.57

リザルト
男子エリート

●ダウンヒル・女子エリート 9/5

日本からは期待される末政実緒、飯塚朋子が出場。飯塚は怪我でDNF、末政はタイムドセッションから順位を上げて、6位に入りました。

1:MOSELEY Tracy GBR19790412 5:17.47
2:JONNIER Sabrina FRA19810819 5:24.97
3:RAGOT Emmeline FRA19860527 5:28.11
6:SUEMASA Mio JPN19830401 5:30.26
DNF:IIZUKA Tomoko JPN19790522

リザルト
女子エリート

●ダウンヒル・男子ジュニア 9/5

男子ジュニアでは、清水一輝、井本はじめが出場し、35,37位となりました。

1:BROSNAN Troy AUS19930713 4:50.71
2:MULALLY Neko USA19930219 4:50.77
3:BUCHANAN Lewis GBR19930927 4:59.76
35:SHIMIZU Kazuki JPN19920426 5:30.41
37:IMOTO Hajime JPN19920607 5:30.99

リザルト
男子ジュニア

●関連サイト
大会公式サイト
国際自転車競技連合サイト(UCI)http://www.uci.ch/
日本自転車競技連盟:http://www.jcf.or.jp


2010世界マウンテンバイク選手権大会 カナダ・モンサンタン 8/30-9/5

●クロスカントリー・男子エリート 9/4

このクラスには、日本代表として、山本幸平、平野星矢、松本駿、武井亨介、斎藤亮が参加。スタートループ(1周目のみ一部別コース)+6周の33kmで行われました。
優勝はスペインのアルメダで、アテネ・オリンピック銀メダルのベテラン。
日本勢では山本幸平が同一周回で28位となりました。

1:HERMIDA RAMOS José Antonio ESP19780824 1:52:26
2:KULHAVY Jaroslav CZE19850108 +00:29
3:STANDER Burry RSA19870916 +01:10
28:YAMAMOTO Kohei JPN19850820 +10:18
71:HIRANO Seiya JPN19870515 -3LAP
72:TAKEI Kyosuke JPN19781106 -3LAP
73:MATSUMOTO Shun JPN19760602 -3LAP
76:SAITO Ryo JPN19800930 -3LAP

リザルト
スタートリスト

●クロスカントリー 女子エリート 9/4

日本からは、片山梨絵が参加。スタートルーオウ1周+5周の26kmで競われました。
北京オリンピック2位のポーランド、ウォズゾフスカが優勝。片山は途中ペースをあげたが24位という結果。

1:WLOSZCZOWSKA Maja POL19831109 1:48:21
2:KALENTIEVA Irina RUS19771110 +00:48
3:KOERBER Willow USA19771212 +00:52
24:KATAYAMA Rie JPN19790913 +10:39

リザルト
スタートリスト

●ダウンヒル 9/5

2日に行われたタイムドセッションでは、末政が8位、飯塚朋子が22位。
同じく男子エリートでは、青木卓也が49位、男子ジュニアでは、井本はじめが16位、清水一輝が27位という走り。
最終日となる9月5日(日)はダウンヒルが行われます。直前のワールドカップ・アメリカ大会で調子をあげてきた末政実緒選手(女子エリート)が期待されます。

タイムドセッション 9/2
男子エリート
女子エリート
男子ジュニア

●関連サイト
大会公式サイト
国際自転車競技連合サイト(UCI)http://www.uci.ch/
日本自転車競技連盟:http://www.jcf.or.jp

末政実緒 | 世界一を目指して

バイクトライアルの世界選手権で優勝。その後マウンテンバイクのダウンヒルにチャレンジ。国内、アジアのタイトルの他、2001年にはジュニア世界選手権で優勝、脚光をあびて以来UCIワールドカップにもフル転戦。トップライダーとして常に注目されています。
このコーナーでは末政選手のレポートでダウンヒル・レースシーンを追いかけます。




2010 UCI ワールドカップ ダウンヒル第5戦( アメリカ・ウインダム 20100826-29)

カナダで行われる世界選手権大会を前に、ワールドカップの最終戦であるアメリカ大会参加で北米に渡った末政実緒(兵庫/Team FUNFANCY/INTENSE)選手。会場はニューヨークの北側、カナダよりの場所です。ではレポートをどうぞ。

***末政実緒 レースレポート***
大会名:UCI MOUNTAIN BIKE WORLD CUP#5 Final
開催地:アメリカ・ウインダム
開催日:2010年8月26-29日
順位:4位
バイク:INTENSE 95
コース:距離1900m、標高差380m

ワールドカップはヨーロッパから北米に移り、アメリカ東部のウィンダムで最終戦を迎えました。
ニューヨーク州にあるウィンダムはニューヨークシティまで3時間ほどと近く、ニューヨーカーにとっての軽井沢のようなリゾート地だそうです。

山が大きくないのでコースの全長は1.9kmと短く、斜度もヨーロッパのコースに比べると急ではないものの、シングルトラックメインのコースにはロックセクションなど上から下まで岩がたくさんあり、スピードを出して行くと転倒しやすくなかなか手強いコースでした。
そして、所々にドロップオフやジャンプがあり、中盤にはかなり大きな道越えジャンプもあり、北米の雰囲気がするコースでした。
今回の旅は少し過密スケジュールだったため、北米到着後翌日にはコースウォーキング、その翌日には試走が始まり慌ただしくなってしまいましたが、日が経つ事に徐々に落ち着きを取り戻していきました。

<予選>
試走1日目は数日前に降り続いた雨の影響で路面がかなり滑りやすくなっていましたが、天気は日に日に良くなっていきコースも見る見るうちに乾いてきました。
そして、予選が始まる頃にはほとんど乾いていたので、練習よりもスピードが出やすくなっていました。
コースが乾いては知りやすくなったものの、試走でコースを覚えきれていなかったせいかあまり勢いよく行く事が出来ず、それがタイムにひびき11位で予選を終えました。

*予選結果*
1. MOSELEY Tracy
2. RAGOT Emmeline
3. NICOLE Myriam
4. ATHERTON Rachel
5. JONNIER Sabrina
11. SUEMASA Mio

<決勝>
予選が終わりもう一日試走時間があったので、コースをしっかり覚えそして何カ所かジャンプをクリアする事にしました。
2つ飛ぼうか飛ばないか迷っているジャンプがあり、1つ目のシングルトラックに入るジャンプは飛ぶ事が出来たのですが、一番大きな道越えジャンプが飛べず決勝日に持ち越しとなりました。
決勝日、朝の試走で道越えをチェックし飛べると信じて思い切って行ってみました。着地まで遠くて飛びながらドキッとしましたが、きっちり飛ぶ事が出来たのでもやっとしたものがなくなりスッキリとした気分で決勝に挑む事が出来ました。
ここのコースは短いのでワンミスがかなり響くので、ちょっと慎重になってしまったセクションもありましたが、予選に比べ勢い良く行く事が出来、課題だったジャンプ2つも上手くいき、4位で決勝を終えました。

1. ATHERTON Rachel
2. RAGOT Emmeline
3. MOSELEY Tracy
4. SUEMASA Mio
5. PUGIN Florian


ワールドカップ最終戦でしたが、今季最高位で今季初の表彰台に乗る事が出来てとても嬉しかったです。
そして何より、初日には飛ぶことすら考えられなかった道越えジャンプにチャレンジして、そして飛ぶ事が出来たのでまた一つ可能性が広がり、自信もついてとても嬉しかったです。
無理だと思っていても、行こうという気持ちと勇気さえあれば行ける。これをしっかり覚えておきたいと思います。

次はいよいよ年に一度の世界選手権がカナダで開催されます。
今回の良い波に乗り続けて世界戦も頑張りたいと思います!

ワールドカップ応援ありがとうございました。

Team FUNFANCY/INTENSE
末政実緒

FUNFANCY
RINGOROAD
OAKLEY
FOX Racing Shox
ALEXRIMS
SDG
REV5

Freecaster
ワールドカップ/ウインダム大会WEBサイト
末政実緒さんのホームページ


2010世界マウンテンバイク選手権大会 カナダ・モンサンタン 8/30-9/5

●クロスカントリー・リレー 9/1

4名で1周づつリレーしていく競技、日本は武井亨介、竹之内悠、片山梨絵、山本兆の順に出走。途中10今で上がり健闘しました。

1:スイス 1:06:00
2:ドイツ 1:06:18
3:チェコ 1:06:41
14:日本 1:14:12

リザルト

●クロスカントリー 女子ジュニア 9/1

日本からは、ユース・オリンピックからの帰国後すぐにカナダに出発した岩出愛美が出場しました。総距離は、16.8km。
トップ10までは、ほぼよーろっぱの国々が独占、唯一開催国のかなだが10位に入りました。岩出は23位。

1:FERRAND PREVOT Pauline FRA19920210 1:20:33
2:BELOMOYNA Yana UKR19921102 +00:47
3:GROBERT Helen GER19920411 +01:21
23:IWADE Manami JPN19931224 -1LAP

リザルト

●クロスカントリー 男子ジュニア 9/3

男子ジュニアには、山本兆がこれもユース・オリンピックと連続で、26kmの競技に出場。
1 Start Loop, 5 Laps – Distance: 26.0 km – Average Speed: 16.61 km/h
1:VAN DER HEIJDEN Michiel NED19920103 1:33:54
2:TRARIEUX Julien FRA19920819 +01:48
3:SCHELB Julian GER19921120 +02:14
65:YAMAMOTO Idomu JPN19920203 -2LAP

リザルト

●クロスカントリー 男子U23

23才未満のエリート競技者のクラスではスイスの選手が表彰台を独占。日本の竹之内悠は46位、合田啓祐は58位。距離30.6km

1:FLÜCKIGER Mathias SUI19880927 1:45:15
2:LITSCHER Thomas SUI19890514 +00:30
3:GALLATI Patrik SUI19880401 +01:04
46:TAKENOUCHI Yu JPN19880901 -1LAP
58:GODA Keisuke JPN19900727 -4LAP

リザルト

現地9/4には、いよいよクロスカントリー、女子エリート(片山梨絵)男子エリート(山本幸平/平野星矢/松本駿/武井亨介/斎藤亮)が行われます。

・男子エリート スタートリスト
・女子エリート スタートリスト

●関連サイト
大会公式サイト
国際自転車競技連合サイト(UCI)http://www.uci.ch/
日本自転車競技連盟:http://www.jcf.or.jp


2010世界マウンテンバイク選手権大会 カナダ・モンサンタン 8/30-9/5

ワールドカップの開催地として、ウインターリゾートとしても有名なカナダのモンサンタンで行われる世界選手権大会は、今回37ヶ国、629名が、各種目、各カテゴリーに参加します。
モンサンタンは、カナダの東側に位置していて、ケベック市の北側にあります。
日本選手団は8月29日に日本を出発、ワールドカップ・アメリカ大会参加組と合流し、トレーニングが開始されています。最初の決勝種目となるのは、クロスカントリー・リレーです。

●主な、日程、参加予定日本代表選手は次のとおりです。
8/30
開会式 ケベック市
9/1
クロスカントリー・チーム・リレー(日本)
クロスカントリー・女子ジュニア(岩出愛未)
9/2
クロスカントリー・女子U23
9/3
クロスカントリー・男子ジュニア(山本兆)
クロスカントリー・男子U23(竹之内悠/合田啓祐)
4クロス
9/4
クロスカントリー・女子エリート(片山梨絵)
クロスカントリー・男子エリート(山本幸平/平野星矢/松本駿/武井亨介/斎藤亮)
9/5
ダウンヒル
女子ジュニア
男子ジュニア(井本はじめ/清水一輝)
女子エリート(末政実緒/飯塚朋子)
男子エリート(青木卓也)
閉会式

●インターネットサイトでも次のように配信を予定しています。
Internet (Live) Broadcast:World-wide
www.freecaster.tv
Sat, Sept. 4, 2010  4X live
Sat, Sept. 4, 2010  XCO Women live
Sat, Sept. 4, 2010  XCO Men live
Sun, Sept 5, 2010  DHI Women & Men live

●関連サイト
大会公式サイト
国際自転車競技連合サイト(UCI)http://www.uci.ch/
日本自転車競技連盟:http://www.jcf.or.jp

*参加予定の永田隼也選手は負傷のため欠場

第1回ユースオリンピック競技大会

ユースオリンピック(Youth Olympic Games)は、2007 年に国際オリンピック委員会が提案した、青少年向けのオリンピックで4年ごとの開催。今回の大会では、205の国と地域の参加が予定され、26競技が実施されほか、競技以外に文化教育プログラムも盛り込まれ、この第1回大会が、シンガポールで開催されています。


8月22日には、自転車競技の最終種目が行われました。午前中に行われた女子ロード・タイムトアライアルには岩出愛未(愛知・県立瀬戸北高校)が出場し20位。

午後には男子のロードレースが行われ、長瀬幸治(埼玉・栄北高校)、長迫吉拓(岡山・Un Authorized)、山本兆(北海道・ダンガリー)の3名が出場。距離は1周9.6kmのコースを5周=48km
距離的には短いこともあって序盤から落車が多発し、残念ながら長迫が巻き込まれてしまいました。

長瀬と山本はメイン集団に残ったまま周回を重ね、長瀬はアタックを試みましたが、ベルギーが数秒差で逃げ切って優勝。続く大集団で長瀬と山本もゴール、21位と26位でした。

自転車競技最終日の結果を受け、日本は16位。アジア地区最上位と健闘しました。
大会では、引きつづき文化・教育プログラムなどもあり、選手団は閉会式後に帰国予定です。


女子タイムトライアル JUNIOR WOMEN’S TIME TRIAL 22 AUG 2010

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 SUI INDERGAND Linda SUI 3:18.00
2 CZE KALASOVA Karolina CZE 3:23.87
3 MEX DREXEL Ingrid MEX 3:25.37
20 JPN IWADE Manami JPN 3:42.29




男子ロードレース JUNIOR MEN’S ROAD RACE 22 AUG 2010

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 BEL VALLEE Boris BEL 1:05:42
2 POR FERREIRA REIS Rafael POR 1:05:44
3 ITA MARINI Nicolas ITA 1:05:44
21 JPN NAGASE Koji JPN 1:05:44
26 JPN YAMAMOTO Idomu JPN 1:05:44
DNF JPN NAGASAKO Yoshitaku JPN



自転車競技 総合チーム順位(参加32ヶ国)After 7 of 7 competitions
1 コロンビア Colombia 154
2 イタリア Italy 171
3 オランダ Netherlands 191
4 ベルギー Belgium 197
5 スイス Switzerland 206
6 メキシコ Mexico 221
7 デンマーク Denmark 231
8 チェコ Czech Republic 243
9 ポルトガル Portugal 260
10 チリ Chile 262
11 オーストラリア Australia 280
12 ポーランド Poland 284
13 ブラジル Brazil 293
14 南アフリカ South Africa 296
15 スロベニアア Slovenia 301
16 日本 Japan 304
17 カザフスタン Kazakhstan 305
18 ラトビア Latvia 305
19 カナダ Canada 307
20 ニュージーランド New Zealand 310
21 アルゼンチン Argentina 322
22 スペイン Spain 323
23 キプロス Cyprus 331
24 インドネシア Indonesia 335
25 タイ Thailand 337
26 ベラルーシ Belarus 341
27 セルビア Serbia 355
28 ボリビア Bolivia 357
29 シンガポール Singapore 358
30 ハンガリー Hungary 358
31 ジンバブエ Zimbabwe 366
32 エリトリア Eritrea 406

リザルト(CYCLING)

*自転車競技では、各国代表チーム単位で、マウンテンバイク、BMX、ロードの総合で競われます。

●関連サイト
大会公式サイト:http://www.singapore2010.sg/

日本オリンピック委員会(JOC):http://www.joc.or.jp/

国際自転車競技連合サイト(UCI Youth Olympic Games ページ)

http://www.uci.ch/templates/UCI/UCI5/layout.asp?MenuId=MTU3NDg&LangId=1


日本自転車競技連盟:http://www.jcf.or.jp

第1回ユースオリンピック競技大会

ユースオリンピック(Youth Olympic Games)は、2007 年に国際オリンピック委員会が提案した、青少年向けのオリンピックで4年ごとの開催。今回の大会では、205の国と地域の参加が予定され、26競技が実施されほか、競技以外に文化教育プログラムも盛り込まれ、この第1回大会が、シンガポールで開催されています。


8月18日は男子のロード・タイムトライアルが行われ、長瀬幸治が出場、距離は3kmと短めのものでしたが15位に食い込みました。

男子タイムトライアル JUNIOR MEN’S TIME TRIAL 18 AUG 2010
Race distance: 3.2 km – 1 lap

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 POR FERREIRA REIS Rafael POR 3:56.64
2 AUS McCARTHY Jay AUS 3:59.63
3 DEN ANDERSEN Michael DEN 4:00.40
15 JPN NAGASE Koji JPN 4:14.07


8月19日にはBMXが行われ男子は長迫吉拓が予選を7位、続く準々決勝、準決勝と勝ち上がり、決勝に進出。決勝では果敢に攻めて5位となり、見事種目別の入賞を果たしました。
女子は岩出愛未が出場。準々決勝を勝ち上がりましたが、準決勝では8人スタートで上位4名上がりで5位となり、残念ながら決勝進出を逃しましたが総合で10位となりました。
岩出はマウンテンバイクからの選手で、春の合宿から今日までの短い期間で決勝に残れるほどの実力をつけたことは評価されています。

19日の結果を受け、日本はチーム総合で現在12位に位置しています。
22日には自転車競技の最終日、女子ロード・タイムトライアル、男子ロードレースが行われますが、この結果によってはチーム8位入賞も圏内と期待されています。

男子BMX JUNIOR MEN’S BMX 19 AUG 2010

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 COL OQUENDO David COL 30.965
2 NED van GENDT Twan NED 31.473
3 DEN LAUSTSEN Niklas Laustsen DEN 31.743
5 JPN NAGASAKO Yoshitaku JPN 31.938



女子BMX JUNIOR WOMEN’S BMX 19 AUG 2010

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 BRA PEREZ Mayara BRA 35.698
2 AUS DELLAR Kirsten AUS 36.133
3 NED HEREIJGERS Maartje NED 36.457
10 JPN IWADE Manami JPN 43.916



自転車競技 総合チーム順位(参加32ヶ国/ 7種目中5種目終了後順位) After 5 of 7 competitions
1 コロンビア 94
2 オランダ 121
3 デンマーク 124
4 イタリア 138
5 ベルギー 161
6 スイス 165
7 チェコ 171
8 オーストラリア 175
9 ポーランド 177
10 ブラジル 181
11 チリ 191
12 日本 192

リザルト(CYCLING)

*自転車競技では、各国代表チーム単位で、マウンテンバイク、BMX、ロードの総合で競われます。

●関連サイト
大会公式サイト:http://www.singapore2010.sg/

日本オリンピック委員会(JOC):http://www.joc.or.jp/

国際自転車競技連合サイト(UCI Youth Olympic Games ページ)

http://www.uci.ch/templates/UCI/UCI5/layout.asp?MenuId=MTU3NDg&LangId=1


日本自転車競技連盟:http://www.jcf.or.jp

山本幸平|今週もレースを走ってきました!

ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。



ISD CUP ウクライナ 20100815
山本選手はウクライナでのUCIクラス1レースに出場して2位でフィニッシュ。この勢いで8/29にはワールドカップ最終戦アメリカラウンドへ向かいます。では、ウクライナ大会の山本選手のレースレポートをどうぞ。


ISD CUP 2010■今回は、ウクライナのドネツクシティーでUCIカテゴリー1クラスのレースに参加して来ました。フランスからは、飛行機移動でも移動含め約8時間移動。近くない遠征だった。
ウクライナのイメージは、正直あまり知らない為、イメージが湧かなかった。
が、実際に足を運んでみると、なかなか良い国ではないか。暮らす環境的には厳しいのはある。冬は-20度は、普通で-30度を下回る日もあると言っていた、で、夏はと言うと40度越える日がある。しかも日本と同じ湿り気のある空気。辛い。
が、今回行っただけで感じたことだが、夏は、皆夜に街を歩いたりしていて、涼しくなってきた時に外に出て、色々と工夫して過ごしているみたい。
で、街を歩くと、女性の美しさに驚かされた。本当にモデル系の女性ばかりだった。なぜ、こんなにも多くいるの?!って、訳が分からないくらい沢山の美女。参った。

で、レースレポート。

土曜日には、ナショナルレースとして、ショートコースにてレースが開催された。
僕も、今回は、ISDの招待選手として参加している為、出場して走りを見せた。
意外と長くて1時間30分を良いペースで走りきった。が、体の調子、使い方が上手く行っている事を感じ取れていたので、もの凄く気持ちよく走り終える事が出来たレースだった。結果は4位と振るわなかったが、これは、これで。
で、大切なUCIレース。日曜日に開催されました。
こちらは、約5,5KMを7周回した。スタートループ2周を含めて走った。
コースは、前半区間に、3つの激登り区間があり、それ以外は、フラットで高速。
後半に1つの激登りがあり、それ以外は、踏み踏みのコースで、休む事が出来ない大きなシクロクロスレースみたいだった。
世界ランキング順で呼ばれるため、僕が一番コール。(現在8月7日付け32位)気合十分でスタートした。初めのスタートループは焦らず、3番手で様子見をしてシングルトラックに入る所で皆前に行きたがるが、ポジションをキープしたまま3番手で前半区間の激登り区間へ入っていった。ここでは、押し区間もあるから前に居ないといけない場面だった、だから、皆ポジション争いが激しかったのだ。僕は、冷静になってレースを進めていった。
後半の区間で2番手で走り呼吸を整えて走った。1周目終了で、4人パック。
ウクライナ2人ロシア1人僕だ。ここで感じた。
ロシアとウクライナは、仲が良いって事。言葉も通じ合うって事。完全にアウェイだった。
2周目は、様子見をするために集団で走り、3周目にアタックすると決めていたので、待機した。3周目。思い描いていた所で渾身のアタック。これに反応できたのはロシアのANTON(優勝したロシア人)ここまで一回も前を引いていなかった彼。ハイスピードで走っていたにも関わらず、そこから勢い良くアタックを掛けられて、これには参った。何とか半周掛けて追いつき2人でペースを安定させて進む。4周目は、僕が引いて安定させて進んだ。が、後ろからウクライナの1人が追いついてきた。今思えば、ここが敗因だったかな。
完全にアウェイなレース展開の始まり、そのままロシア人と2人行けば、ペースを安定していけたが、今は、3人。ロシアとウクライナの彼らは、僕が先頭を引くと付いてきて、僕が先頭を引かなくなるとペースが激落ち。全く前を引かないって思っていると、一気にペースを上げて、僕を引きちぎろうとする。全く協力体制が無い状況だった。5周目にロシア人がアッタクして、これで僕とロシア人の2人の争いになった。が、この状況で走っていた僕の身体は、回復ができていなかった。一杯になってしまい、6周目の前半でペースアップしたANTONから遅れてしまった。ラスト2周。ここからも、追いつくためにペースを僕なりに保って、進んでいった。追いつけるかどうか?!ラスト周回へ入る。前を見ると姿を見えるが、距離がある。が、世界選手権の為だと思い。身体にムチを入れて追い込む。
が、しかし、ここでも、アウェイを感じた。先導していたオートバイが、何故か僕の前に入ってきたのだ。しかも完全にペースを落として、僕を妨げてくるのだ、これには、参ったよ。大声で叫び、なんとか前に行ってもらったが、もの凄い砂煙の中、走った。
これには、少し苛立ちを感じたが、まァ、これもレース。地元選手が活躍しないとって感じの雰囲気だもんね。でも、僕もしっかり最後まで走って、ゴールできた。
2位。


結果は、優勝できなかったけど、アウェイの環境の中自分にも負けずにペダルを踏み続けることが出来たレース。久しぶりに清清しい、レースって良いな~って思えたレースだった。レース中は、やはりアウェイな環境だったが、レースが終わると、それはそれで。と割り切る事が出来ている。僕の事を、しっかりとスポンサーしている方たちは、認めてくれた。ここ、ウクライナで、山本幸平、日本人って言う走りを見せる事が出来て、嬉しく思った、聞いた話ではあるが、ここでは、ドーピングしても、それが??って感じだそう。
もちろんレース後のコントロール検査も無かった。
こんなにも違う環境の中、僕は、日本人として、しっかりと正々堂々と走りきった。
そして、認められた走りをした。
これだけでも、ここウクライナまで来て良かったと思った。
もちろんUCIポイント40ポイント獲得出来た事も嬉しい。

色々感じ取れた、本当に充実したウクライナ遠征でした。
ありがとう。

ISD Cup 2010 (UKR) 20100815
クロスカントリー(男子)

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 RUS19840808 Anton GOGOLEV RUS 1:38.29
2 JPN19850820 Kohei YAMAMOTO JPN 1:39.21
3 UKR19820116 Oleksandr GERASHCHENKO UKR 1:40.15





バイク:ANCHOR XHM9 RS
フォーク:ROCKSHOX SID World Cup
ハンドル:Ritchey Super logic Carbon Low Rizer
ステム:OnebyESU ジェントル ステム 120mm 
シートポスト:OnebyESU ムンク シートポスト ブラック
ホイル:Shimano WH-M975
シューズ:Shimano SH-M310SE
ペダル:Shimano PD-M970
サングラス:Adidas Adivista
ヘルメット: OGK MOSTRO VIGOR
サプリメント:レース前 BCAAタブ10粒 Feタブ 2粒 Caタブ 2粒 SAVASウォーター, レース時 SAVASウォーター,レース後 SAVASアクアホエイプロテイン(アセロラ味)



ISD CUP大会WEBサイト
山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2008全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)

第1回ユースオリンピック競技大会

ユースオリンピック(Youth Olympic Games)は、2007 年に国際オリンピック委員会が提案した、青少年向けのオリンピックで4年ごとの開催。今回の大会では、205の国と地域の参加が予定され、26競技が実施されほか、競技以外に文化教育プログラムも盛り込まれ、この第1回大会が、シンガポールで開催されています。


開会式が終了後、17日には男女クロスカントリーが開催。
女子は3.1kmのコースを5周でおこなわれ、岩出愛未(愛知・県立瀬戸北高校)が11位と健闘いたしました。男子も同じコースを7周、21.7km、山本兆が19位でした。
男女クロスカントリー終了後の日本の順位は、17位(104points)、1位はイタリア(22points)/ポイントの少ない方が上位。
18日は男子のロード・タイムトライアル、19日にはBMX、22日には女子ロード・タイムトライアルと男子ロードレース(マスドスタート)がおこなわれます。

クロスカントリー(男子) Race distance: 21.7 km – 7 laps (3.1 km)

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 COL BOTERO Jhonnatan COL 58:42
2 ITA RIGHETTINI Andrea ITA 59:29
3 BEL SWEECK Laurens BEL 1:00:01
19 JPN YAMAMOTO Idomu JPN 1:05:14


クロスカントリー(女子) Race distance: 15.5 km – 5 laps (3.1 km)

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 CZE KALASOVA Karolina CZE 46:58
2 SUI INDERGAND Linda SUI 47:06
3 CAN LAFORGE Kristina CAN 49:22
11 JPN IWADE Manami JPN 54:19



自転車競技 チーム順位(2種目終了後)
1 イタリア 22
2 コロンビア 41
3 ポーランド 43
17 日本 104

リザルト(CYCLING 17日)

*自転車競技では、各国代表チーム単位で、マウンテンバイク、BMX、ロードの総合で競われます。

●関連サイト
大会公式サイト:http://www.singapore2010.sg/

日本オリンピック委員会(JOC):http://www.joc.or.jp/

国際自転車競技連合サイト(UCI Youth Olympic Games ページ)

http://www.uci.ch/templates/UCI/UCI5/layout.asp?MenuId=MTU3NDg&LangId=1


日本自転車競技連盟:http://www.jcf.or.jp

山本幸平|今週もレースを走ってきました!

ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。



2010 UCI ワールドカップ クロスカントリー第5戦 イタリア・バルデソーレ 20100731-0801
全日本選手権のあと、スイスでワールドカップを走った山本選手。イタリア連戦の山本選手のレースレポートをどうぞ。


■今回は、イタリアのVal di soleと言う地域でワールドカップが開催されました。
天候は、晴れ。気温30度近くあり、日差しが強くて体力を消耗しやすい条件でした。
コースは、2年前の世界選手権が開催された時と少し変わり、短いアップダウンの繰り返しが激しく、なおかつ、斜度が急なので踏み倒す力が無いと前に進まないコースでした。
スタートは14:30.ワールドカップを転戦して行く事でスタート位置が、前になっていくので嬉しい。5列目くらいにならんでいただろう。スタートは、上手く行き、加速していく、乾燥した路面からは、もの凄い砂ホコリが舞い上がり、前が見えにくい状況だが、レースは進む。スタートループを50番で通過して、ここからが踏み所なのだが、踏み倒せない。ワットが上がらないので、スピードを上げて自転車を進ませる事が出来ないで進む。後退していっているのが分かるが、加速できない。明らかに、周りよりもペダリングに力が入っていないのが、わかってしまう。あー!!今を大事にしないといけないのだと、思い返す。今、この今。自転車を進ませて、苦しまないと、扉は開かないと言い聞かせる。が、今日は、身体のエンジンが全快に回りきらなかった。心臓が痛みを感じ。心拍を高い位置でキープできない走り。心肺機能がお疲れモードだと感じた。
周回を重ねていくが、上手い事、良いリズムで走れていない、しかし、今年の良い所は、決して諦める事はしない根性が芯にあること。
これは、僕自身でも嬉しい事。折れない心を持って、レースに挑めていることが、次に繋がると思う。毎週レースをして、コンディションが高められない日もある。
開き直りと言うか、今日は、こんな日だったのだと。
悪い意味に聞こえてしまうかも知れませんが、今回のレースは、これでよかったといえる様に、今後をどうするか?にして、良い出来事だったと言える様に、過ごして行く事が、今は大事だと感じている。レースは、スタートのスピードには対応できているが、その後の踏み返す場面で周りよりも踏めないので、順位を落としていっているのが感じた。その部分の繰り返しで、踏める人が前に行けて、踏めない人が後退していくのがワールドカップ。常にエンジンを全快で走れるメンタルと身体のバランスをもっと、コンディションニング勉強をして、調子を持って行ける様にして行かなければならないと感じた。

全日本選手権からの、移動とレースの日々だったが、これは、今後の選手生活に役立つ遠征でした。3日間の休養を取り、しっかり、身体を整えて、8月後半のワールドカップ最終戦のアメリカ&9月4日の世界選手権大会カナダに向けて、練習を開始いたします。

2010 UCI Mountain Bike World Cup Val di Sole(ITA) 20100801
クロスカントリー(男子エリート)

Pos UCI Nom Prénom Nat Team Time
1 SUI19860513 SCHURTER Nino SUI SSR 1:44:09
2 FRA19800816 ABSALON Julien FRA ORB +00:04
3 SUI19820218 VOGEL Florian SUI SSR +00:20
70 JPN19850820 YAMAMOTO Kohei JPN +13:22



写真:HOSHI YOSHIDA


バイク:ANCHOR XHM9 RS
フォーク:ROCKSHOX SID World Cup
ハンドル:Ritchey Super logic Carbon Low Rizer
ステム:OnebyESU ジェントル ステム 120mm 
シートポスト:OnebyESU ムンク シートポスト ブラック
ホイル:Shimano WH-M975
シューズ:Shimano SH-M310SE
ペダル:Shimano PD-M970
サングラス:Adidas Adivista
ヘルメット: OGK MOSTRO VIGOR
サプリメント:レース前 BCAAタブ10粒 Feタブ 2粒 Caタブ 2粒 SAVASウォーター, レース時 SAVASウォーター,レース後 SAVASアクアホエイプロテイン(アセロラ味)




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UCIワールドカップ/ヴァルデソーレ大会WEBサイト
山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2008全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)

山本幸平|今週もレースを走ってきました!

ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。



2010 UCI ワールドカップ クロスカントリー第4戦 スイス・シャンペリー 20100724-25
全日本選手権大会(2010年7月19日/長野県冨士見パノラマリゾート)を連覇で飾り、さっそくスイス・シャンペリーに移動してレース参戦した山本選手のレポートをどうぞ。

警視庁の自転車安全利用五則です。 ルールを守って正しく乗りましょう!! bicycle_B3jpg用