ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。
Coupe de France “Pernes les Fointaines” 2010年5月9日
ドイツでのワールドカップ第3戦までの間、山本選手はフランス、ペルメルフォンテーヌで行われたフランスカップに出場。悪天候の中で行われた大会ですが、山本選手のレポートをどうぞ。
■ 今回のレース。ワールドカップが2戦続いてのレースとなり、非常に心技体のバランスが乱れている状態でのレースとなってしまった。
体調も、風邪を引いていて、コンディションは、高くなかった。
家から車を走らせて1時間と少しで会場へ着いた。レースの朝に会場入りで、カデットとジュニアのレース中の間で試走を済ませた。が、半周でメカトラを起こしてしまい、後半の半周は、試走できないままのスタートとなった。
前日からの雨の影響で、コース上はマッドコンディション。泥んこ祭り~~~~。
スタートは、13時。
スタート直前にも大雨で、皆が変なテンション。
僕も、アップは、いつもよりは集中できていない感じだったが、気持ちよくレースを迎えた。1列目。
追い込もうと決めていた。スタート!!
すぐに、後ろから追突されてしまい、落車。なんだよ。と思うが、スタートしてしまっているので、しょうがない。追い込む事に徹した。
50番手くらいまで下がってしまっている。ここからは、先頭に追いつくのは・・・。シングルトラックに入ってしまうと、もう、1列棒状。歩いては、押しての、登山大会。
下りもドロドロの滑り台立ったままで下る感じ。この時は、十勝生まれでよかったよと思った。スケートの感覚と同じだったので。
ペースをつかめないままのレースが続いた。2周目。追い込もうと思って、ペースを立て直すが、身体と心にバランスがかみ合わなかった。上りも下りも、気持ちよい身体の感覚が得られないままレースは進んだ。残り1周を残して、レースを辞めることにした。
今回のレースは、目標ではないし、今のコンディションで走っても、第2次のリスクを感じた。今の状況と今後の為に、レースを辞めた。
この判断を、色んな方向から見て、良いか悪いか。それは、僕の今後の結果で感じて欲しい。
もう、次のレースはやってくる。
さァー、はい上がって行こう!!
立ち止まっている暇なんて無いさ!!
You Can Do It. OH~Yes!!I Can Di It.
これからも、応援宜しくお願い致します。
COUPE DE FRANCE SUBARU VTT PERNES LES FONTAINES 09/05/2010
Pos | UCI | Nom Prénom | Nat | Team | Time |
1 | RAVANEL CEDRIC | LAPIERRE INTERNATIONAL | 1:46:18,960 | ||
2 | MAROTTE Maxime | BH-SUNTOUR | 1:46:33,990 | ||
3 | BAILLY MAITRE François | SCOTT LES SAISIES | 1:46:18,960 | ||
DNF | YAMAMOTO Kohei | Bridgestone ANCHOR |
大会リザルト(pdf)
バイク:ANCHOR XHM9 RS
フォーク:ROCKSHOX SID World Cup
ハンドル:Ritchey Super logic Carbon Low Rizer
ステム:OnebyESU ジェントル ステム 120mm
シートポスト:OnebyESU ムンク シートポスト ブラック
ホイル:Shimano WH-M975
シューズ:Shimano SH-M310SE
ペダル:Shimano PD-M970
サングラス:Adidas Adivista
ヘルメット: OGK MOSTRO VIGOR
サプリメント:レース前 BCAAタブ10粒 Feタブ 2粒 Caタブ 2粒 SAVASウォーター, レース時 SAVASウォーター,レース後 SAVASアクアホエイプロテイン(アセロラ味)
●山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2008全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)