2011年世界選手権通信です。
マウンテンバイク世界選手権も最終日、メインのダウンヒル決勝。明け方には雨も上がっていたが路面はマッド、しかも昼前から雨が降り出し時には強くい雨脚。朝の試走で女子の末政 実緒は好調さを見せ、男子の清水 一輝もコロコロ変わるコンディションに対応していた。1、6kmの距離で標高差600Mを落ちるように下るハードなレイアウト。 末政は転倒があったものの集中力を切らす事無くゴールし、その時点では暫定2位。その後、後続のライダーにタイムを抜かれるものの6位。 世界選手権での6位は誇れる結果だが、来年こそは表彰台に立たせたい。 ■末政 実緒のコメント 「ワールドカップでは良い成績が出ておらず世界戦も心配していたが、6位という結果が出て、まだ世界で通用するという自信が持てた、来年は更に上を目指したい」 |
ダウンヒル女子 リザルト |
男子の清水が走る頃には雨がいっそう強くなり、転倒者が続出。ヘリでの緊急搬送も多くあり、清水も緊張していたが集中力を高めてスタート。 ■清水 一輝のコメント 「世界戦という事で緊張もしていたがしっかりと準備をして挑んだので普段通りの走りが出来た。 もっと経験を積んでもっと順位を上げていきたい」 ダウンヒルをもって2011年マウンテンバイク世界選手権の全日程を終了した。 個人のレベルアップは着実に進んでいるが、日本の総合的なレベルアップはこれからだと感じた。 選手もスタッフも1日1日を大切にして次世代に繋がる強化をしていきたい。 世界選手権への参加に御尽力いただきました皆様、日本から大きな声援を送っていただいたファンの皆様、本当にありがとうございました。 |
MTBナショナルチーム監督 小笠原崇裕