●マウンテンバイクを楽しく、安全に乗車するために
最近、山、林道、ハイキング道でのマウンテンバイク利用者が急増しています。しかし、こうした場所や道は、ハイカー、登山者、ピクニックを楽しむ人なども
非常に多く、マウンテンバイカーのマナーが問われています。ゴミを捨てない、木々を傷つけないなどはもとより、人と出会ったら「減速・降車」そして「あい
さつ」など、同じフィールドを共有して楽しむ仲間同士のマナーや思いやりに気をつけたいものです。アメリカでもマウンテンバイカーが急増したときに同じ問
題が生じ、マウンテンバイクが乗り入れ禁止になった地域もあります。
日本マウンテンバイク協会では、これらのマナーをまとめたフィールドコードを発表し、提案しています。愛好者一人ひとりのマナーと気配りで、社会的な理解
を得られるようにしたいものです。
協会では、この「フィールド・コード」の使用をマウンテンバイク関連メーカーや企業、大会関係者等にお願いしています。これは、カタログや、大会プログラ
ム、ステッカーなどに「フィールド・コード」を掲載してもらう運動です。この運動にご賛同いただける場合は協会事務局までご連絡ください。
●どういう問題があるの?
●どんなところで、影響があるの?
・山で生息していた動植物への影響
・マウンテンバイク通行禁止などの看板がでているエリア
●閉鎖されたトレールは、もう走れないの? どうすればいいの?
IMBA 国際マウンテンバイク協会では、次のような活動をマウンテンバイク・ファン、ク
ラブに提唱しています。
・山でのルールやマナーの厳守
・管理者などへのコンタクト(マウンテンバイクという自転車を知ってもらう。)
・他の活動者とのコンタクト(共存の道を探る)
・マウンテンバイカーとしての活動(トレイル保全活動や地域活動)
日本でも、次のような活動をしています。
1987年10月 | 日本マウンテンバイク協会(JMA)設立 |
1985年頃 | アメリカ・カリフォルニア州などでMTBのトレイル閉鎖が増加し問題と
なる。 IMBA 国際協会が設立。各地のトレイル開放を支援するシステム作りに着手。 JMAがIMBAとのコンタクトにより資料を受けて国内での活動について検討 |
1989年 | 第1回のシンポジウムを環境委員会により東京都新宿区にて開催。十分な
結論が出なかったが、まず、マナーの浸透を図る活動を行うこととした。 「たのしいやまみち」というマナーなどをまとめた標語的なものを掲出。その後ウオーターボトル、カタログ、ステッカーなどを企業の協力を受け て作製、配布した。 |
1991年6月 | 「Mt.Fujiミーティング」というイベントを従来のダウンヒル・
ツーリング・イベントからツーリングおよびコンベンションとして環境問題の訴求を実施。以降同イベント内で自然関係者をパネラーに招いてシンポジウムを実
施。 IMBAの活動によりアメリカ各地のトレイルが開放されてきたこと、あわせてパトローラ制度などで地域に密着した活動を実施していることが紹介される。 |
1996年9月 | UCI世界マウンテンバイク選手権大会(オーストラリア)において IMBAが活動を各国に紹介。日本の連絡先としてJMAを登録。 |
1998年12月 | 環境委員会にワーキンググループを設定して活動を開始 |
(財)日本レクリエーション協会を主体にJMAも参加する[自然活動ネットワーク]を構成,研究活動開始。その後、(財)自然保護協会、(財)日本野鳥の 会などのメンバーと共にマウンテンバイクを体験。マウンテンバイクを使用した自然体験のモデルケースなどを研究。 | |
1999年5月 | 「グリーンフォーラム」として国立オリンピック記念青少年総合セン ター、シマノRe−Ex大会などでシンポジウムを開催。以降、毎年実施。 |
協会ホームページに環境関係情報収集サイトとして掲示板を設置。 | |
1999年 | IMBAが実施しているパトロール制度、NMBPを日本でもJMA公認インストラクターが認可されて活動を開始。 |
2002年4月 | 直接的な実践活動として東京都多摩地区でのクリーンライド(ごみひろい ツーリング)などを開始。 |
IMBA 国際マウンテンバイク協会
英文ですが様々な報告書や資料もあります。
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